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第2回「発掘!図書館エピソード大賞」受賞者・エピソードのご紹介

昨年度に引き続き、今年度も図書館や書店、本にまつわる"ちょっといい話"を募集したところ、16編の応募をいただきました。
審査の結果、大賞1編、書店部門賞1編、小・中学生部門2編、優秀賞2編を決定しましたので、お知らせいたします。
受賞者には、表彰状と副賞(図書カード)を授与します。

第2回「発掘!図書館エピソード大賞」について

大賞

「私が図書館に通う理由(わけ)」

上村 一也 さん

 本が大好きだった父。若い頃から家の中はいつも本であふれていた。病気をして車の運転をやめると、しばらくは母が図書館で本を借りていたらしい。「本が重くて図書館の行きかえりが大変だ」と母が愚痴をこぼしたのをきっかけに、私が父の本を借りることにした。父の読みたい作家のリストを作り、既読の本はチェックを入れた。毎週10冊、時代小説がお気に入りだった。一緒に読んでいた母から「小さい字が読みづらいので、大活字版の本も借りてきて」と言われ、母用のリストも作った。近くに住んでいても、仕事の忙しさを口実に家に寄りつかない私だったが、週に何度か顔を出す理由ができた。
 春に亡くなった父の既読リストを未だに消去できずにいる私。「本はしばらく読めない」と言っていた母も、また大活字版を手にするようになった。いつの頃からか、私も父のようにたくさん本を読んでいる。出版社に勤める次男が、こんな私を「年だな」と笑う。

(利用した図書館:米子市立図書館)

書店部門賞

「本×(かける)息子」

増田 充子 さん

 「お母さん、この本読んでみんさい、おもしろいけぇ。」
 小6の長男が本をおすすめしてくれた。嬉しい。ありがとう、と本を受け取りながら心の中でガッツポーズをする。
 私は本が好きだ。小さい頃から本屋や図書館が大好きだった。ページを開くと一瞬で違う世界に連れて行ってくれる。そこでは登場人物たちと一緒に泣いたり笑ったりできるのだ。そんな魅力的な本の世界を子ども達にも伝えたくて、赤ちゃんの頃から読み聞かせをしたり、図書館に連れて行ったりしてきた。そのかいあって、見事に長男は本好きに育ってくれた。少々度をこして、歩きながら読んだり、話しかけているのに聞こえていなかったり...と困ったこともあるけど、これも「読育」の副作用なら仕方がない、かな? とにかく今は、同じ本を通してつながっていることが嬉しい。これからはむずかしいお年頃だけど、時々は本の話、しようね。
 さて次は、本に興味のない次男をいかにして本好きにしてやろうか...楽しい物思いの秋。

小・中学生部門賞(順不同)

「本を役立てて。」

増田 舜也 さん

 「スクラッチの本ありますか?」
 ぼくは、プログラミングが好きです。ネットで検さくしてもわからなかったので県立図書館に行ってそう聞きました。図書館の方はやさしく案内してくださいました。ぼくは一冊の本を手にとり、それを借りました。そして、家に帰ってさっそくその本を見ながらプログラミングをしました。夏休みだったので一週間ほどかけて、そのとおりやってみました。そして、自分なりにその本に書いてあることを利用して、かいぞうしてみました。
 夏休みあけ、放か後に友だちにそのゲームをやってもらいました。
 みんな楽しいと言って何回もやってくれました。つくってよかったと思いました。これもその本が読めたからだと思いました。
 これからも、本に書いてあることを利用して、生活に役立てていけたらいいなと思います。

(利用した図書館:鳥取県立図書館)


「ありがとう本。」

川上 ゆい さん

 私はいつも何かと中心でリーダーシップをとっているのですが、私は、いつもはりきりすぎて、周りがついていけれない状態になってしまいます。そして私は、いつも「何でみんなついてこないの?」と思って、おこって、失敗して落ちこむことがあります。私は、そんな時だいたい泣いていて「どうすればよかったの?」と思っていて、そんな絶望の中にいる私をいつも救ってくれるのが本です。本の表紙をひらけば、いつもそこにすばらしい冒険や物語がまっていて、いっしゅんで私を、その中に、つれていってくれます。読んだ後に、世界が変わっているわけではないけれど私の気持ちはとっても軽くなっていつもの世界がすばらしく見えてきます。
 本は、私と、どんな時でもいっしょにいてくれます。うれしい時、楽しい時、悲しい時、おこっている時、いつもよりそってくれます。
 だから私は、将来、そんな、私を守って、よりそってくれた本を売る人になりたいです。私と同じような、色んな人を救ってあげられるような、そんなすばらしい本を、私は、世界中の人達に売りたいです。

優秀賞(順不同)

「新生活」

李 聖美 さん

 私は今春、小さな田舎町に引っ越してきた。ここは、ショッピングモールが近いわけでも、美味しいお店がひしめきあっているわけでもない。都会育ちの私は様々なギャップに戸惑いながらも新生活を開始。慣れないことも多いけれど、川のせせらぎを聞きながら四季折々の花々と対話しながら、赤ちゃんと図書館に行って帰ってくる時間がひなたぼっこになり、気分転換にもなっている。初産の私は、子育ても手探り状態。こんな本が良いのかなぁ。あんな本が良いのかなぁ。など思いながら本を手に取り読み聞かせる。赤ちゃんってこんなに単純なことで笑うんだ! 青が赤になったり、丸が跳ねたりそんな話に笑顔が咲く。ぶんぶん手や足を振って喜ぶこともあれば、声に出して笑うこともある。変わらない私の毎日に新鮮な気付きをくれている。いつか引っ越して、この子が大人になって、状況が変わっても、赤ちゃんと私と図書館があった日々の思い出はこの町にそっと残り続ける。

(利用した図書館:日野町図書館)


「智頭歴史トランプと図書館」

中西 柾人 さん

 当時の僕は、智頭町の歴史を全く知らなかった。そこで、まず智頭町図書館に行ってみた。しかし、手に取った智頭町誌は2154ページもの分厚い本だった。心が折れた。もっと気軽に智頭町の歴史を知ることができればいいのに、そんな風に考えていた時、1つのアイディアが浮かんだ。「智頭の歴史をトランプにしてみたらどうだろう」と。
 それから、僕の挑戦が始まった。何度も智頭図書館に通った。智頭町誌以外にも、百周年記念誌、ガイドブック、郷土の偉人集など、読みやすい資料が見つかった。集めた資料をもとに、1枚1枚絵を描き、説明文も考えた。未知との出会いが楽しかった。5か月後、遊ぶだけで智頭町の歴史が分かる「智頭歴史トランプ」が完成した。
 現在、僕は「智頭歴史トランプ」を使って、イベントを開催したり、小中学生と遊んだりして、智頭の歴史を伝えている。そして、今度は鳥取東部の歴史を調べている。また、図書館に通いながら。

(利用した図書館:智頭町立智頭図書館)