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1 件中、 1 件目
尾崎翠の詩と病理
利用可
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石原深予/著 -- ビイング・ネット・プレス -- 2015.3 -- T902
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所蔵は
1
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所蔵館
所蔵場所
請求記号
資料コード
資料区分
帯出区分
状態
鳥取県立
2階郷土
9/ 902/オサキ/郷土文学
119666919
郷土県人
利用可
鳥取県立
2階郷土
9/ 902/オサキ/郷土文学
119666570
郷土県人
禁帯出
鳥取県立
書庫
902/142/郷土H
119478886
郷土県人
禁帯出
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資料詳細
タイトル
尾崎翠の詩と病理
書名ヨミ
オザキ ミドリ ノ シ ト ビョウリ
著者名
石原深予
/著
著者ヨミ
イシハラ,ミヨ
出版者
ビイング・ネット・プレス
出版年
2015.3
ページ数等
374p
大きさ
20cm
内容細目
内容: 論文編 「第七官」をめぐって
個人件名
尾崎翠
ISBN
4-908055-08-4
ISBN13桁
978-4-908055-08-9
定価
3500円
問合わせ番号(書誌番号)
1100632696
NDC8版
T902
NDC9版
911.52
内容紹介
詩は尾崎翠を癒やし、幸福感や病からの回復をもたらした。尾崎翠以前の「第七官」使用例を辿り、「第七官界彷徨」の解釈に新境地を開く評論。新発見の作品・書簡を収録、同時代評を紹介。
著者紹介
1975年京都府出身。京都府立大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得認定退学。2010~11年中国・西安外国語大学東方語言文化学院日本語学部外国人講師。現在、京都府立大学大学院学術研究員。著書に「前川佐美雄編集「日本歌人」目次集:戦前期分」等がある。
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内容一覧
タイトル
著者名
ページ
論文編
序章
1 研究の背景と目的
注
2 研究方法
3 論文の構成
第1章 「第七官」をめぐって
はじめに
1 「第七官界彷徨」発表以前の「第七官(感)」1 井上円了
2 「第七官界彷徨」発表以前の「第七官(感)」2 綱島梁川・内村鑑三
3 「第七官界彷徨」発表以前の「第七官(感)」3 骨相学関係
4 「第七官界彷徨」発表以前の「第七官(感)」4 大正期の仏教関係
5 「第七官界彷徨」発表以前の「第七官(感)」5 薄田泣菫・与謝野晶子
6 「第七官界彷徨」発表以前の「第七官(感)」6 オリバー・ロッジ『死後の生存』
7 「第七官界彷徨」発表以前の「第七官(感)」7 橋本五作『岡田式静坐の力』
8 大正末期から昭和初期の芸術の新潮流における「第七官(感)」
9 大正末期から昭和初期の散文における「第七官(感)」
10 「第六官(感)」の変遷
11 「第七官(感)」の変遷
12 尾崎翠が接したと考えられる「第七官(感)」の用例
おわりに
注
第2章 「第七官界彷徨」論
はじめに
1 物語内での「第七官」と、「喪失感」と「かなしみ」
2 「こころこまやかなやりとり」と別離
3 「よほど遠い過去のこと」という語りの意味
おわりに 「第七官界彷徨」における回想のありかた
注
第3章 「歩行」論
はじめに
1 冒頭と末尾に配されている詩と、回想する「私」
2 「私」の歩行と「おもかげを忘れる」こと
(1)「私」の歩行の目的が変化することについて
(2)おもかげを忘れること
3 「私」の淋しさと「芭蕉の幹が風に揺れる音」
(1)「私」の淋しさについて
(2)「芭蕉の幹」を吹く風 「私」を吹く風
4 「私」が九作から教えられた詩
(1)おたまじゃくしの機能
(2)詩を読むこと
おわりに
注
第4章 「こほろぎ嬢」論
はじめに
1 こほろぎ嬢についての曖昧な情報と否定的な見解
2 「桐の花」と「こほろぎ」-「こほろぎ嬢」における詩歌の影響
(1)神経病
(2)桐の花
(3)こほろぎ
(4)「桐の花」とこほろぎ嬢とのイメージの重なり
3 「古風なものがたり」と「どつぺるげんげる」-こほろぎ嬢の恋と反逆
(1)「古風なものがたり」、『伊勢物語』、七夕伝説
(2)「どつぺるげんげる」、火星、反逆
4 「こほろぎ嬢」における神経病者たち
(1)「神経病に罹ってゐる文学」
(2)「黒っぽい痩せた」女性
5 頭を打たれる感覚、こほろぎ嬢の孤独
(1)こほろぎ嬢の頭痛、「私たち」と「母」との共通性
(2)こほろぎ嬢の孤独のきわだち
(3)「まくろおど」への問いかけ、「頭を打たれる感覚」
おわりに
注
第5章 「地下室アントンの一夜」論
はじめに
1 尾崎翠のロシア文学への関心とチェーホフ受容
2 チェーホフ「決闘」とエヴレイノフ「心の劇場」からの「地下室アントンの一夜」への影響
(1)チェーホフ「決闘」
(2)エヴレイノフ「心の劇場」
3 「地下室アントンの一夜」における詩人の危機の回避
4 (地下室にて)における回復の様相
おわりに
注
終章
1 研究成果(論文編)の要約
2 「もくれん」に見る聴覚と女性像の回復
3 今後の課題
初出一覧
主要参考文献
あとがき
資料編
1 新たに確認できた尾崎翠自身による書簡・作品
A 書簡
B 作品
作品についての注記
2 新たに確認できた同時代評および同時代人との関係を示す資料
A 同時代評
B 写真
C 尾崎翠に関係する作品・作者
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