石井 正己/著 -- 河出書房新社 -- 2021.5 -- 910.26

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 一般 910.2/イシイ/一般 121497717 一般 利用可

資料詳細

タイトル 感染症文学論序説
書名ヨミ カンセンショウ ブンガクロン ジョセツ
副書名 文豪たちはいかに書いたか
著者名 石井 正己 /著  
著者ヨミ イシイ,マサミ  
出版者 河出書房新社  
出版年 2021.5
ページ数等 194p
大きさ 18cm
一般件名 日本文学-歴史-1868~1945 , 感染症-文学上  
ISBN 4-309-02958-2
ISBN13桁 978-4-309-02958-0
定価 1720円
問合わせ番号(書誌番号) 1120408253
NDC8版 910.26
NDC9版 910.26
NDC10版 910.26
内容紹介 コレラ、結核、スペイン風邪…たびたび感染症に見舞われてきた近代日本。文学はそれをどう描いていたか。紅葉、子規、志賀、芥川…。<いま>を考えるための重要な歴史的証言として文学作品を読み直す。
著者紹介 1958年東京都生まれ。国文学者・民俗学者。東京学芸大学教授。著書に『文豪たちの関東大震災体験記』『図説 遠野物語の世界』『図説 古事記』『図説 源氏物語』『遠野物語の誕生』など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
芥川が思い出したコレラ小説―尾崎紅葉『青葡萄』
おとなりの子は賽の河原で石を積んでいる―小泉八雲「コレラ流行期に」
子規がとったソーシャルディスタンス―「消息」と『病牀六尺』
兵站病院で死を覚悟する田山花袋―『第二軍従征日記』の中の腸チフス
たてまえにすぎない交通遮断―夏目漱石『吾輩は猫である』および書簡と疱瘡・ペスト・赤痢
信仰と医療の狭間で―森鴎外「金毘羅」と百日咳
病と臨死体験―柳田国男『遠野物語』の中の腸チフス
不愉快な顔をした病人の家―石川啄木『一握の砂』および日記と結核
日本人の便宜主義に抗して―与謝野晶子「感冒の床から」とスペイン風邪
過敏な人とそうでない人と…―志賀直哉「流行感冒」の中のスペイン風邪
付ける・付けないの人間心理―菊池寛「マスク」
業病と奇蹟―芥川龍之介「南京の基督」と梅毒
感染の絶望―内田百〓「疱瘡神」「虎列刺」
噂・風俗・妙薬―長谷川時雨『旧聞日本橋』の中のコレラ
微笑する「僕」―小島信夫「微笑」と小児麻痺