三原 裕子/著 -- ひつじ書房 -- 2019.12 -- 818.36

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 一般 818.3/ミハラ/一般 121086857 一般 利用可

資料詳細

タイトル 江戸語資料としての後期咄本の研究
書名ヨミ エドゴ シリョウ ト シテ ノ コウキ ハナシボン ノ ケンキュウ
シリーズ名 ひつじ研究叢書
副叢書名 言語編第159巻
著者名 三原 裕子 /著  
著者ヨミ ミハラ,ユウコ  
出版者 ひつじ書房  
出版年 2019.12
ページ数等 497p
大きさ 22cm
一般注記 欧文タイトル:Investigation of the Kouki‐Hanashibon as Materials for the Historical Study of the Edo Period Dialects
一般件名 日本語-方言-東京都-歴史 , 咄本  
ISBN 4-89476-959-X
ISBN13桁 978-4-89476-959-5
定価 8800円
問合わせ番号(書誌番号) 1120315542
NDC8版 818.36
NDC9版 818.36
著者紹介 東京都新宿区で生育。1978年早稲田大学第一文学部日本文学専攻卒業、早稲田大学文学研究科博士後期課程単位満了退学。2016年博士(文学)早稲田大学。現在、早稲田大学大学院、青山学院大学他で非常勤講師を勤める。〈主な論文〉『みんなの日本語事典』(分担執筆 2009明治書院)、『日本語大事典』(分担執筆 2014朝倉書店)、「後期咄本に現れた「ま」「は」「ば」行表記について」(2001-10『國語と國文学』)、「後期咄本における振り仮名の使用について」(2006『国文学研究』148集)他。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
1 表記変化を促したもの(仮名の用法―装飾性から効率性へ;漢字の用法―読み易さの工夫;振り仮名の用法―読解補助の域を超えて)
2 表記からわかること(『鹿の巻筆』写本の資料性―個人を想定する写本・大衆を想定する板本;語義意識の薄れと付加による表記の変化―「侍」「禿」「灯」;/i/を表す仮名遣いと作家の位相の違い)
3 語彙からわかること(“相の類”の役割を担った“体の類”―「醜い」から「夏芝居の累といふもので」へ;時間の表現を越える「日にち」の語彙―「明後日 御出」)
4 上方語的要素を脱却していく語法(ハ行四段動詞と形容詞のウ音便形―共通語へつながる江戸語のウ音便形;格助詞「へ」と「に」の使用―座敷芸人の「に」・寄席芸人の「へ」;原因・理由を表す条件節―「によって」「ほどに」から「から」の使用へ)
5 類型化と使用層の変化(助動詞「やす」の衰退―丁寧語から限られた男性の語へ;「ませ」と「まし」の交替現象―「まし」の流行と「ませ」への回帰;三笑亭可楽作品の「ござる」―古臭さ・尊大さを表すために;前期噺本の「ござる」―文意を決定する本動詞から代替可能な補助動詞へ;終章;付章 三笑亭可楽作「新作おとしはなし」における江戸語;付録 早稲田大学中央図書館蔵「新作おとしはなし」翻刻ならびに注釈)