野中 哲照/著 -- 汲古書院 -- 2017.2 -- 913.43

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 一般 913.4/ノナカ/一般 120217651 一般 利用可

資料詳細

タイトル 陸奥話記の成立
書名ヨミ ムツワキ ノ セイリツ
著者名 野中 哲照 /著  
著者ヨミ ノナカ,テッショウ  
出版者 汲古書院  
出版年 2017.2
ページ数等 602,14p
大きさ 22cm
内容細目 内容:前九年合戦における源頼義の資格. 安倍頼時追討の真相. 前九年合戦の交戦期間への疑念. 『今昔』前九年話・『陸奥話記』の高階経重問題. 康平七年『降虜移遣太政官符』から窺う前九年合戦の実像. 康平七年『頼義奏状』『義家奏状』の虚実. 『陸奥話記』前半部の後次性. 『陸奥話記』前半部の形成. 前九年合戦の〈一二年一体化〉. 共通原話からの二方向の分化と収束. 『陸奥話記』の成立. 『陸奥話記』成立の根本三指向. 『陸奥話記』の歴史叙述化. 『陸奥話記』の物語化. 『陸奥話記』成立の第二次と第三次. 『後三年記』成立の第一次と第二次. 前九年合戦の物語と『後三年記』の影響関係. 『陸奥話記』『後三年記』の成立圏. 前九年合戦の物語の流動と展開. 『陸奥話記』は史料として使えるか
一般件名 陸奥話記  
ISBN 4-7629-3634-0
ISBN13桁 978-4-7629-3634-0
定価 13500円
問合わせ番号(書誌番号) 1120099898
NDC8版 913.43
NDC9版 913.399
内容紹介 源氏が12年間かけて安倍氏を追討したとする前九年合戦の実相と、そこからの虚構化(歪曲)のプロセスを探る。歴史実体としての源頼義はいつからいつまで陸奥守であったのか、あるいはまた鎮守府将軍であったのかを明らかにする。
著者紹介 1961年 福岡県豊前市生まれ。1984年 早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。1992年 早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻博士後期課程単位取得満期退学。現在、國學院大學文学部教授。博士(文学)2013年2月(早稲田大学)。主要論著『新編日本古典文学全集 曾我物語』(共著、小学館、2002年)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
前九年合戦の実体解明論(前九年合戦における源頼義の資格;安倍頼時追討の真相―永承六年~天喜五年の状況復元 ほか)
『陸奥話記』の成立論(『陸奥話記』前半部の後次性―『扶桑略記』から照射する『陸奥話記』のいびつさ;『陸奥話記』前半部の形成―黄海合戦譚の重層構造を手がかりにして ほか)
『陸奥話記』の表現構造論(『陸奥話記』成立の根本三指向;『陸奥話記』の歴史叙述化―“リアリティ演出指向”“整合性付与指向”等による ほか)
総括的な論(『陸奥話記』成立の第二次と第三次―“反源氏指向”から“韜晦最優先指向”へ;『後三年記』成立の第一次と第二次―漢文体から漢文訓読文体へ ほか)
付録 『陸奥話記』の“櫛の歯接合”論のための三書対照表
康平七年『頼義奏状』『義家奏状』の虚実
『陸奥話記』前半部の後次性
『陸奥話記』前半部の形成
前九年合戦の〈一二年一体化〉
共通原話からの二方向の分化と収束
『陸奥話記』の成立
『陸奥話記』成立の根本三指向
『陸奥話記』の歴史叙述化
『陸奥話記』の物語化
『陸奥話記』成立の第二次と第三次
『後三年記』成立の第一次と第二次
前九年合戦の物語と『後三年記』の影響関係
『陸奥話記』『後三年記』の成立圏
前九年合戦の物語の流動と展開
『陸奥話記』は史料として使えるか