杜 由木/著 -- 東京図書出版 -- 2016.12 -- 388.454

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 一般 388.4/モリ/一般 120414316 一般 利用可

資料詳細

タイトル 解古世の国の物語
書名ヨミ ゲコヨ ノ クニ ノ モノガタリ
副書名 ケニアの山のふもとに棲んだ ひと 鳥 けもの 魔もの 虫けら 土の声
著者名 杜 由木 /著  
著者ヨミ モリ,ユキ  
出版者 東京図書出版  
出版年 2016.12
ページ数等 198p
大きさ 19cm
内容細目 内容:野うさぎ、動物たちの井戸の水を盗み飲んだこと. 野うさぎ、畑荒らしの怪獣を絡めとったこと. 栗鼠、山羊の尾を切り土に植えたこと. 栗鼠、猿どもをたぶらかし豹の水攻めを逃れたこと. 夜に、叢林の奥で笑うこと. 肉焼く匂いに行き迷い、ふたまたかけて股が裂けたこと. 豹の巣窟に入り肉を盗み喰らい身代わりをおいて逃げたこと. アンテロープを食おうとして亀に裁かれたこと. 山羊の骨が喉に張り付き一夜明かしたこと. 肉を食い損ない、毛皮のコートも盗られたこと. 宣誓に食われ自滅した三匹のこと. 鴉の仇討ちで一族郎党空へ上がり、ばらまかれたこと. 己が吸うた甘い汁に己が身を食われたこと. 解古世の国に死がやってきたこと. 野うさぎ、頭の上に角をつくり付けたこと. 頭にまつり上げられた猿とその子分どものこと. 胴がめり込んだ蟻と鼻の裂けた虱のこと. 祈〓師ジールとその畑を耕す小鳥のこと. 人喰鬼の産婆で子を産んだ鍛冶屋の女房と、鳩のこと. 雛を殺された小鳥と子を殺された女のこと. 死から蘇り再び死んだ娘と森の小鳥のこと. 人喰鬼の木でマトゥーヤ摘んで、袋の中に入れられた娘のこと. 人喰い山羊と髑髏女と、双子のこと. 人の善い人喰鬼と、うたぐり深いその息子のこと. 二人の男、蠅の肉汁で仲違いしたこと ほか9編
一般件名 昔話-ケニア  
ISBN 4-86641-008-6
ISBN13桁 978-4-86641-008-1
定価 1400円
問合わせ番号(書誌番号) 1120078445
NDC8版 388.454
NDC9版 388.454
内容紹介 東アフリカ、ケニア山のふもとをふるさととするキクユ人の民話集。動物の名を借りて人間世界のありさまを描いた「動物話」、妖怪や怪物が登場する「魔物(イリモ)話」、地域によって様々なバリエーションで語られる「世間話」の3部に分けて紹介する。
著者紹介 1928年7月27日、新潟県生まれ。子供服関連のデザインの仕事に従事。定年退職ののち、ケニアに渡り4年間滞在し、キクユやマサイの言葉を学ぶ。帰国後、現地に伝わる民話などの翻訳作業に取り組む。【著書】『空にあがったハイエナ』(春風社)(日本図書館協会選定図書)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
野うさぎ、動物たちの井戸の水を盗み飲んだこと
野うさぎ、畑荒らしの怪獣を絡めとったこと
栗鼠、山羊の尾を切り土に植えたこと
栗鼠、猿どもをたぶらかし豹の水攻めを逃れたこと
夜に、叢林の奥で笑うこと
肉焼く匂いに行き迷い、ふたまたかけて股が裂けたこと
豹の巣窟に入り肉を盗み喰らい身代わりをおいて逃げたこと
アンテロープを食おうとして亀に裁かれたこと
山羊の骨が喉に張り付き一夜明かしたこと
肉を食い損ない、毛皮のコートも盗られたこと
宣誓に食われ自滅した三匹のこと
鴉の仇討ちで一族郎党空へ上がり、ばらまかれたこと
己が吸うた甘い汁に己が身を食われたこと
解古世の国に死がやってきたこと
野うさぎ、頭の上に角をつくり付けたこと
頭にまつり上げられた猿とその子分どものこと
胴がめり込んだ蟻と鼻の裂けた虱のこと
祈〓師ジールとその畑を耕す小鳥のこと
人喰鬼の産婆で子を産んだ鍛冶屋の女房と、鳩のこと
雛を殺された小鳥と子を殺された女のこと
死から蘇り再び死んだ娘と森の小鳥のこと
人喰鬼の木でマトゥーヤ摘んで、袋の中に入れられた娘のこと
人喰い山羊と髑髏女と、双子のこと
人の善い人喰鬼と、うたぐり深いその息子のこと
二人の男、蠅の肉汁で仲違いしたこと
盗人とその弟子、他人の家に入り羊を屠り食うたこと
天下の豪傑ガゾンド、とるに足らぬ小者に手もなく殺されたこと
於加比戦士、蜂蜜を舐り襲撃の機を逸したこと
女、牛と羊と山羊を野に棲む獣に変えたこと
男、死んだふりをし女房を離縁したこと
剛の者、女に謀られ眠りに打ち勝てず牛を失うたこと
男と女、暗闇に指を失い仇同士になったこと
暴力亭主、女房に骨抜きにされたこと
牝牛、人の世では報われぬと言うたこと