東城 敏毅/著 -- 和泉書院 -- 2016.11 -- 911.12

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 911.1/トウシ/一般H 120167790 一般 利用可

資料詳細

タイトル 万葉集防人歌群の構造
書名ヨミ マンヨウシュウ サキモリ カグン ノ コウゾウ
シリーズ名 研究叢書
副叢書名 478
著者名 東城 敏毅 /著  
著者ヨミ トウジョウ,トシキ  
出版者 和泉書院  
出版年 2016.11
ページ数等 318p
大きさ 22cm
内容細目 内容:序論. 防人歌作者名表記の方法. 常陸国防人歌における進上歌数の確定. 防人歌における「父母思慕の歌」の発想基盤. 防人歌における「殿」の諸相. 防人歌における「妹」の発想基盤. 防人歌作者層の検討. 防人歌における「個」の論理. 大伴家持防人歌蒐集の目的ならびに意義. 防人歌「駿河国・上総国歌群」の成立. 下野国防人歌群における配列方法と歌の場. 布多富我美悪しけ人なりあたゆまひ. 常陸国防人歌群の成立. 武蔵国防人歌群の構成. 結論
一般件名 万葉集  
ISBN 4-7576-0813-6
ISBN13桁 978-4-7576-0813-9
定価 10000円
問合わせ番号(書誌番号) 1120073357
NDC8版 911.12
NDC9版 911.12
内容紹介 大伴家持が天平勝宝七歳の防人徴収時に、東国防人たちの歌を蒐集して『万葉集』巻二十に収載した「防人歌」を考察の対象とする。第一部では、防人歌作者名表記を詳細に分析し、「父母思慕」の歌や「妹」を詠み込む歌等の検討を行うことにより、防人歌とは、従来から言われてきた貧民階級に属している一般防人兵士の歌ではなく、防人集団の中で役職に就く上層階級の身分の者の歌であると結論付け、防人歌蒐集の目的を、当時の国際状況にまで広げて考察する。第二部では、第一部を踏まえた上で、各国の防人歌を一つの「歌群」として位置付けつつ、防人歌の形成を論じるものである。そして、現在の防人歌においても、各国の部領使が家持に進上した際の防人歌群の痕跡をあらゆるところに残していることを立証し、その痕跡から、さらに遡及する実際の歌の場までが解明できる可能性を追究する。
著者紹介 1970年 愛知県生 香川県育ち 1992年 大阪外国語大学外国語学部モンゴル語学科卒業 1998年 國學院大學大学院文学研究科日本文学専攻博士後期課程単位取得退学 現在、香川高等専門学校教授 博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
第1部 防人歌の作者層と主題(防人歌作者名表記の方法;常陸国防人歌における進上歌数の確定;防人歌における「父母思慕の歌」の発想基盤;防人歌における「殿」の諸相;防人歌における「妹」の発想基盤;防人歌作者層の検討;防人歌における「個」の論理;大伴家持防人歌蒐集の目的ならびに意義)
第2部 防人歌群の歌の場と配列(防人歌「駿河国・上総国歌群」の成立;下野国防人歌群における配列方法と歌の場;「布多富我美悪しけ人なりあたゆまひ」―下野国防人歌・四三八二番歌における新解釈;常陸国防人歌群の成立;武蔵国防人歌群の構成―「昔年防人歌」との比較)
常陸国防人歌における進上歌数の確定
防人歌における「父母思慕の歌」の発想基盤
防人歌における「殿」の諸相
防人歌における「妹」の発想基盤
防人歌作者層の検討
防人歌における「個」の論理
大伴家持防人歌蒐集の目的ならびに意義
防人歌「駿河国・上総国歌群」の成立
下野国防人歌群における配列方法と歌の場
布多富我美悪しけ人なりあたゆまひ
常陸国防人歌群の成立
武蔵国防人歌群の構成
結論