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九鬼周造
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藤田 正勝/著 -- 講談社 -- 2016.7 -- 121.6
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1
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所蔵館
所蔵場所
請求記号
資料コード
資料区分
帯出区分
状態
鳥取県立
書庫
121.6/フシタ/一般H
119851064
一般
利用可
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資料詳細
タイトル
九鬼周造
書名ヨミ
クキ シュウゾウ
副書名
理知と情熱のはざまに立つ〈ことば〉の哲学
シリーズ名
講談社選書メチエ
副叢書名
627
著者名
藤田 正勝
/著
著者ヨミ
フジタ マサカツ
出版者
講談社
出版年
2016.7
ページ数等
237p
大きさ
19cm
個人件名
九鬼 周造
ISBN
4-06-258630-4
ISBN13桁
978-4-06-258630-6
定価
1600円
問合わせ番号(書誌番号)
1120039513
NDC8版
121.6
NDC9版
121.6
内容紹介
『「いき」の構造』(1930年)で知られる哲学者・九鬼周造(1888-1941年)は、東京帝国大学を卒業したあと、ヨーロッパに留学した。ドイツではリッケルト、フッサール、ハイデガーに学び、フランスではベルクソンと知り合って対話を交わすなど、本場で哲学の訓練を受けたことが知られる。帰国後は没年まで京都大学哲学科で教授を務めてフランス哲学や現象学などを教える一方、留学中に強く認識した日本の美と文化を追求して、『「いき」の構造』を執筆するに至った。続いて発表された『偶然性の問題』(1935年)、『人間と実存』(1939年)、『文芸論』(1941年)といった著作を手に取ればすぐ分かるように、九鬼が関心をもった対象は、「偶然性」、「時間」、「美」、「押韻」など、きわめて多岐に及んでいる。多様な姿を見せる九鬼の哲学には、しかし一貫した問題意識がある。──本書は、そのような視点から、九鬼周造という神秘と魅力に満ちた人の生涯をたどり、すべての主要著作をていねいに読み解いていく。哲学書はもちろん、『ウパニシャッド』などの古代インド文献、『ミリンダ王の問い』や『浄土論』などの仏教文献、さらにはボードレールやヴァレリーの詩、富士谷御杖の歌論書にまで及ぶ膨大な文献から、明確な輪郭をもつ理論を彫琢していく力。さまざまな現象から聴き取ったものを論理的に把握し、緻密に構造化する力。九鬼周造という哲学者だけがもつその力のありかに、近代日本哲学研究の第一人者である著者が迫る。「ことばの哲学」というキーワードを手がかりにして、九鬼の生涯と全思索を魅力ある筆致で描ききった本書は、最良の入門書であるだけでなく、他では体験できない知的冒険をもたらしてくれるだろう。
著者紹介
1949年、三重県生まれ。1978年、京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。1982年、ボーフム大学(西ドイツ)大学院博士課程修了。博士(文学)。京都大学文学部教授を経て、現在、京都大学大学院総合生存学館名誉教授。専門は、ドイツ哲学・日本哲学。著書に、『現代思想としての西田幾多郎』(講談社選書メチエ)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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内容一覧
タイトル
著者名
ページ
序章 九鬼周造―「ことば」の哲学者
第1章 九鬼周造の生涯と思想
第2章 「いき」の構造
第3章 偶然性の哲学
第4章 時間について
第5章 芸術・文化・自然
第6章 文学・詩・押韻
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