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    郷土ゆかりの人々
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八木沢 敬/著 -- 講談社 -- 2016.6 -- 930.28

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 一般 930.2/ヤキサ/一般 119850638 一般 利用可

資料詳細

タイトル 『不思議の国のアリス』の分析哲学
書名ヨミ フシギ ノ クニ ノ アリス ノ ブンセキ テツガク
著者名 八木沢 敬 /著  
著者ヨミ ヤギサワ タカシ  
出版者 講談社  
出版年 2016.6
ページ数等 305p
大きさ 19cm
一般注記 欧文タイトル:Analytic Philosophy of Alice’s Adventures in Wonderland
一般件名 不思議の国のアリス , 分析哲学  
ISBN 4-06-220079-1
ISBN13桁 978-4-06-220079-0
定価 1800円
問合わせ番号(書誌番号) 1120033586
NDC8版 930.28
NDC9版 933.6
内容紹介 『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』を書いたルイス・キャロル(本名チャールズ・ラトウィッジ・ドッジソン、1832-1898)は、オックスフォード大学の論理学の教師だった。ふたつのお話は、オックスフォード大学クライストチャーチ・カレッジの学監ヘンリー・リドルの娘アリスにせがまれてした即興話をもとにしたと言われる。その意味では子ども向けであるが、論理学専攻だけに、話はきわめて理屈っぽい。この理屈は、しばしば、現代哲学の議論に援用される。そこで本書では、「アリス」の面白い部分を著者が新訳し、そこから分析哲学を展開する。白の女王様は言います。「ジャムは明日、ジャムは昨日、が原則なので、今日はあげられないのよ」木曜日が水曜日になることはない。今日は昨日ではない。でも、昨日は、一日前は今日だった。これはどういうこと?というところから、原作の時間論について考え、さらに時間を分析哲学する。そんな趣向の、明るく楽しい哲学書です。アリスは言う。「私は、思っていることは、言ってる。少なくとも、言っていることは思っているわ」帽子屋が言う。「それって『食べるのものは見える』は、『見えるものは食べる』と同じだと言っているようなものだ」三月ウサギ。「それって、『手に入れるものは好きだ』は、『好きなものは手に入れる』と同じことだって言っているようなものだ」…。ここから始まるのは、すなわち、「逆はかならずしも真ならず」についての分析哲学、という具合。時間、同一性、実体、無と空など、アリスからひろがる哲学世界をたのしんでください。『アリス』は映画になっても面白いし、絵本の世界もまた魅力的だ。でも、『アリス』を読んでテツガクを楽しむなら、この一冊。
著者紹介 1953年生まれ。Ph.D.哲学、プリンストン大学(1981年)。現在、カリフォルニア州立大学ノースリッジ校人文学部哲学科教授。専攻は、分析哲学、形而上学、言語哲学。著書に『世界と個体、可能と不可能』(英語/オックスフォード大学出版局/2010年)。日本語の著書として、『分析哲学入門』『意味・真理・存在―分析哲学入門・中級編』『神から可能世界へ―分析哲学入門・上級編』の三部作(いずれも講談社選書メチエ)がある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
不思議の国と鏡の国の物語
ジャムは今日じゃない
言葉づかいが荒い卵
名前の名前と呼び方
お茶会の礼儀
首に関する三つ巴の議論
不可能を信じるのは朝飯前
これ全部、誰かの夢
現実からの離脱
二人の自分
ごっこ遊び
変わっても同じ
にやにや笑って消える猫
名前がなくなる森
無と空
不思議の国のチャレンジへの答え