山本眞功/著 -- 平凡社 -- 2015.11 -- 311

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 311/ヤマモ/一般H 119936981 一般 利用可

資料詳細

タイトル 偽書『本佐録』の生成
書名ヨミ ギショ ホンサロク ノ セイセイ
副書名 江戸の政道論書
シリーズ名 平凡社選書
シリーズ巻次 233
著者名 山本眞功 /著  
著者ヨミ ヤマモト,シンコウ  
出版者 平凡社  
出版年 2015.11
ページ数等 278p
大きさ 20cm
個人件名 本多 正信  
ISBN 4-582-84233-X
ISBN13桁 978-4-582-84233-3
定価 2800円
問合わせ番号(書誌番号) 1102136404
NDC8版 311
NDC9版 311
内容紹介 『本佐録』は、その一部の文言「百姓は財の余らぬやうに、不足になきやうに治むる事道也」ばかりが注目され、教科書では長く、「慶安御触書」とともに、江戸初期の幕府の農民に対する厳しい統制姿勢を示すものとされてきた。ところが近年、「慶安御触書」は慶安年代に法令として出されたものでないことが明らかにされた。そしてこの政道論書も、家康の側近・本多佐渡守正信が書いたものではなかった。では、いつ、だれによって、どのように作り上げられたのか。なにを主張する書物なのか。下敷きとなった諸書をつきとめ、諸本を調査し、書誌学・文献学的検討と、テキストの厳密な読解によって、偽書『本佐録』の生成とその意義を見据える、画期的論考。
著者紹介 1949年高知県生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程単位取得退学。玉川学園女子短期大学助教授、玉川大学教授等を歴任。現在、学習院大学、国学院大学非常勤講師。専攻は倫理学、日本思想史。著書「「心学五倫書」の基礎的研究」など。 

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
第1章 『本佐録』の成立時期をめぐって(書誌学に基づく版本の検討から;書誌学に基づく写本の検討から;文献学に基づく検討から)
第2章 『本佐録』の思想的特質をめぐって(「文道」の重視;「百姓」への対応;「侍」の使い方)
第3章 偽書『本佐録』の成立とその意義をめぐって(成立過程について;社会的機能について;偽書化について)