山藤夏郎/著 -- 和泉書院 -- 2015.11 -- 919.4

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 一般 919.4/サント/一般 119915936 一般 利用可

資料詳細

タイトル 〈他者〉としての古典
書名ヨミ タシャ ト シテノ コテン
副書名 中世禅林詩学論攷
シリーズ名 研究叢書
シリーズ巻次 464
著者名 山藤夏郎 /著  
著者ヨミ サントウ,ナツオ  
出版者 和泉書院  
出版年 2015.11
ページ数等 1116p
大きさ 22cm
内容細目 索引あり
一般件名 五山文学  
ISBN 4-7576-0762-8
ISBN13桁 978-4-7576-0762-0
定価 18000円
問合わせ番号(書誌番号) 1102135950
NDC8版 919.4
NDC9版 919.4
内容紹介 中世禅僧が詩を作るに至った理由を、仏教の言語理論に基づいて分析。併せて、歌論・能楽論との交叉関係を視野に入れ、中世の文藝理論及び古典論一般へと展開し、古典リテラシーが主体を公共化させる文化装置として働いていたことを指摘する。また、古典文学研究者という主体の歴史的構築性を問い糾すと共に、古典を学ぶ意義について再考することの必要性を説く。
著者紹介 1974年沖縄県生まれ。97年広島大学総合科学部総合科学科地域文化コース日本研究講座卒。2004年広島大学大学院社会科学研究科国際社会論専攻修了。同年より、台湾・南臺科技大學應用日語系/應用日語研究所助理教授。日本古典文学専攻。 

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
方法序説 禅僧はなぜ詩を作ったのか―問いを開くための「歴史」(学)的諸省察
禅において言語とは何か―「詩禅一味」言説を可能にする地平
中世禅林詩学における言語(の“外部”「彼岸」)への視座―言語と“心”の不均衡な呼応関係
“活句”考―中世禅林詩学における方法論的公準の不 可能性
詩を詠むのは誰か―中世禅林詩学における「脱創造」(d´ecr´eation)という“創造”の機制
非‐人称(変身)の詩学(1)―詩論 歌論 能楽論の交叉する(非)場処
非‐人称(変身)の詩学(2)―“我”が既に死んでいるということ
法の“外”へ から―“幼児性”(infanzia)への(或いは、としての)眼差し
漂泊する規範―「五山文学の母体」を語りなおす
南宋‐元における詩学をめぐる言説編制
「漢字文化圏」の解体‐再構築―空間の(想像的)透明化によって消去されたもの
文学現象における「雅 俗」という二分法の機制について―讃美と貶価の力学による空間編制
結びに代えて―“他者”としての古典