北山円正/編 -- 勉誠出版 -- 2015.9 -- 910.23

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 一般 910.2/ニホン/一般 119875239 一般 利用可

資料詳細

タイトル 日本古代の「漢」と「和」
書名ヨミ ニホン コダイ ノ カン ト ワ
副書名 嵯峨朝の文学から考える
シリーズ名 アジア遊学
シリーズ巻次 188
著者名 北山円正 /編, 新間一美 /編, 滝川幸司 /編, 三木雅博 /編, 山本登朗 /編  
著者ヨミ キタヤマ,ミツマサ , シンマ,カズヨシ , タキガワ,コウジ , ミキ,マサヒロ , ヤマモト,トクロウ  
出版者 勉誠出版  
出版年 2015.9
ページ数等 234p
大きさ 21cm
内容細目 内容: 嵯峨朝の「漢」と「和」 「国風」の味わい / ヴィーブケ・デーネーケ著
一般件名 日本文学-歴史-平安時代  
ISBN 4-585-22654-0
ISBN13桁 978-4-585-22654-3
定価 2400円
問合わせ番号(書誌番号) 1102123349
NDC8版 910.23
NDC9版 910.23
内容紹介 平安時代初頭、勅撰漢詩集が編まれた嵯峨・淳和帝の時代、「漢」風の宮廷文化を積極的に取り入れ、一方で「和」すなわち前代にさかんに詠まれた和歌の文化が公の場から退いたその時代は、国文学史において「国風暗黒時代」と評されている。しかし、一般的に考えられているように、「漢風」と「和風」は、はたして互いに対立し否定しあうものとしてあったのであろうか。通説を捉え返し、嵯峨朝の文化的・社会的特質と諸相を再検証することで、日本古代の「漢」文化の咀嚼と内在化の歴史を探る。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
1 嵯峨朝の「漢」と「和」(「国風」の味わい―嵯峨朝の文学を唐の詩集から照らす;勅撰集の編纂をめぐって―嵯峨朝に於ける「文章経国」の受容再論;唐代長短句詞「漁歌」の伝来―嵯峨朝文学と中唐の詩詞;嵯峨朝詩壇における中唐詩受容)
2 時代を生きた人々(嵯峨朝における重陽宴・内宴と『文鏡秘府論』;嵯峨朝時代の文章生出身官人;嵯峨期の君臣唱和―『経国集』「春日の作」をめぐって;菅原家の吉祥悔過)
3 嵯峨朝文学の達成(「銅雀台」―勅撰三集の楽府と艶情;『文華秀麗集』『経国集』の「雑詠」部についての覚書―その位置づけと作品の配列をめぐって;天皇と隠逸―嵯峨天皇の遊覧詩をめぐって;落花の春―嵯峨天皇と花宴)
4 和歌・物語への発展(国風暗黒時代の和歌―創作の場について;嵯峨朝閨怨詩と素性恋歌―「客体的手法」と「女装」の融合;物語に描かれた花宴―嵯峨朝から『うつほ物語』・『源氏物語』へ;『源氏物語』の嵯峨朝)