検索条件

  • シリーズ名
    講談社+α文庫
ハイライト

村上陽子/著 -- インパクト出版会 -- 2015.7 -- 910.26

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 一般 910.2/ムラカ/一般 119600537 一般 利用可

資料詳細

タイトル 出来事の残響
書名ヨミ デキゴト ノ ザンキョウ
副書名 原爆文学と沖縄文学
著者名 村上陽子 /著  
著者ヨミ ムラカミ,ヨウコ  
出版者 インパクト出版会  
出版年 2015.7
ページ数等 299p
大きさ 19cm
内容細目 文献あり
一般件名 日本文学-歴史-昭和時代(1945年以後) , 原子爆弾 , 琉球文学  
ISBN 4-7554-0255-7
ISBN13桁 978-4-7554-0255-5
定価 2400円
問合わせ番号(書誌番号) 1102109157
NDC8版 910.26
NDC9版 910.264
内容紹介 破壊的な出来事の底には、証言の主体となることができない多くの存在が沈んでいる。その存在が発する呻きや泣き声、叫び、骨がこすれ合って生じるかすかな音―それらの響きはいまにも消えていこうとしながら、それでもなお空気を震わせている。留め置かれる響きの中で、語ることのできない存在はいまなお生き延びているのではないか。本書では、その響きを出来事の残響と捉えた。
著者紹介 1981年広島県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、成蹊大学アジア太平洋研究センター特別研究員および大学非常勤講師。専攻は沖縄・日本近現代文学。論文に「〈半人間〉の射程と限界-大田洋子「半人間」論」など。 

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
原爆を書く・被爆を生きる 原爆文学と批評-大田洋子をめぐって 村上陽子/著
原爆を見る眼-大田洋子「ほたる-『H市歴訪』のうち」 村上陽子/著
半人間の射程と限界-大田洋子「半人間」 村上陽子/著
占領下沖縄・声なき声の在処 来るべき連帯に向けて-長堂英吉「黒人街」 村上陽子/著
沈黙へのまなざし-大城立裕「カクテル・パーティー」 村上陽子/著
骨のざわめき-嶋津与志「骨」と沖縄の現在 村上陽子/著
到来する記憶・再来する出来事 せめぎ合う語りの場-林京子「祭りの場」 村上陽子/著
体験を分有する試み-林京子『ギヤマンビードロ』 村上陽子/著
原発小説を読み直す-井上光晴『西海原子力発電所』 村上陽子/著
いま・ここにある死者たちとともに 亡霊は誰にたたるか-又吉栄喜「ギンネム屋敷」 村上陽子/著
音の回帰-目取真俊「風音」 村上陽子/著
循環する水-目取真俊「水滴」 村上陽子/著