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絶対音楽の美学と分裂する〈ドイツ〉
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吉田寛/著 -- 青弓社 -- 2015.1 -- 762.34
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1
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所蔵館
所蔵場所
請求記号
資料コード
資料区分
帯出区分
状態
鳥取県立
一般
762.3/ヨシタ/一般
119586695
一般
利用可
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資料詳細
タイトル
絶対音楽の美学と分裂する〈ドイツ〉
書名ヨミ
ゼッタイ オンガク ノ ビガク ト ブンレツスル ドイツ
副書名
十九世紀
シリーズ名
〈音楽の国ドイツ〉の系譜学
シリーズ巻次
3
著者名
吉田寛
/著
著者ヨミ
ヨシダ,ヒロシ
出版者
青弓社
出版年
2015.1
ページ数等
332p
大きさ
21cm
内容細目
文献あり 索引あり
一般件名
音楽-ドイツ-歴史
,
音楽美学
ISBN
4-7872-7368-X
ISBN13桁
978-4-7872-7368-0
定価
2600円
問合わせ番号(書誌番号)
1102070662
NDC8版
762.34
NDC9版
762.34
内容紹介
十九世紀のドイツは、ベートーヴェンの交響曲とともに、ついに自他ともに認める“音楽の国”へと上り詰める。フランスやイタリアに対するドイツ音楽の「勝利」は、進歩主義的な歴史叙述や、器楽を絶対視する美学によって強固な理論的基盤を獲得する。しかし、国家統一をめぐる熾烈な覇権争いは、やがて“ドイツ音楽”の理念をも引き裂くことになる。「絶対音楽」をめぐって奏でられた鋭い不協和音のなかに、亀裂の入った“ドイツ”が発する軋みの音を聴き取る。
著者紹介
1973年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。同研究科助手、助教を経て、現在、立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授。専攻は美学、感性学、表象文化論。著書に『ヴァーグナーの「ドイツ」』など。
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内容一覧
タイトル
著者名
ページ
第1章 国民主義的音楽史の誕生―トリーストと十八世紀ドイツ音楽史(ヨーロッパにおける音楽史叙述の歴史;国民主義的音楽史叙述の成立 ほか)
第2章 “フランス”の変貌(「ドイツ人」対「新ラテン系諸民族」―フィヒテ『ドイツ国民に告ぐ』;形而上学と「ドイツ的なもの」―シェリングの学問論 ほか)
第3章 進歩主義的音楽史観のなかの“ドイツ”(「ドイツ的」かつ「近代的」なものとしての和声;音楽美学の転回点としての一八〇〇年―ヘルダーの器楽擁護論 ほか)
第4章 「ベートーヴェン・パラダイム」―ベートーヴェンと「ドイツ的なもの」(ドイツの「国民文化」としてのベートーヴェンの交響曲;「抑圧者」としてのベートーヴェン ほか)
第5章 絶対音楽の美学と“ドイツ”の分裂―音楽美学に見る南北ドイツの文化闘争(「絶対音楽」の美学はどこまで「ドイツ的」なのか?;ハンスリックの音楽美学に見る“ドイツ”と“イタリア” ほか)
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