岸元次子/著 -- 和泉書院 -- 2014.8 -- 910.268

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 910.2/キシモ/一般H 119271008 一般 利用可

資料詳細

タイトル 漱石の表現
書名ヨミ ソウセキ ノ ヒョウゲン
副書名 その技巧が読者に幻惑を生む
シリーズ名 近代文学研究叢刊
シリーズ巻次 53
著者名 岸元次子 /著  
著者ヨミ キシモト,ツギコ  
出版者 和泉書院  
出版年 2014.8
ページ数等 345p
大きさ 22cm
内容細目 文献あり
個人件名 夏目 漱石  
ISBN 4-7576-0715-6
ISBN13桁 978-4-7576-0715-6
定価 5500円
問合わせ番号(書誌番号) 1102040913
NDC8版 910.268
NDC9版 910.268
内容紹介 作品『それから』の、指輪に載る“真珠”や、長く密にどうどうと家を包んで降る“雨”などに、ユニークで未見の読みを論じる。その他「前期三部作」から、風や雲、竹などの自然、身の回りの小道具類の象徴性を拾いあげ、色の持つ象徴性を作品『虞美人草』を通して追究する。作品『坑夫』や『道草』を彩るユニークな換喩表現を読みとる。本論究の投じる一石は、作品『心』に仕上がりを見せる漱石「後期三部作」の構成に、スチーヴンソンの『ジーキル博士とハイド氏』との顕著な重なりを論究するなどなど、漱石の新聞小説から長編十作品について、その表現、表記等の特色を徹底して追究し、「漱石の表現や作品構造が、その小説技法が、“読者の幻惑”を生む。」と論じる。
著者紹介 昭和25年福井県生まれ。平成19年お話集「気比の子ら」出版。24年お話集「きつねの花の首飾り」出版。 

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
作品即ち作者の表現 岸元次子/著
漱石の表現 岸元次子/著
作品に描かれる象徴 岸元次子/著
後期三部作における語りの転換 岸元次子/著
顕著に見られる視点の転換 岸元次子/著
幻惑を生み出す表現 岸元次子/著