辻原登/著 -- 朝日新聞出版 -- 2014.6 -- 902.3

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 902.3/ツシハ/一般H 119382799 一般 利用可

資料詳細

タイトル 東大で文学を学ぶ
書名ヨミ トウダイ デ ブンガク オ マナブ
副書名 ドストエフスキーから谷崎潤一郎へ
シリーズ名 朝日選書
シリーズ巻次 920
著者名 辻原登 /著  
著者ヨミ ツジハラ,ノボル  
出版者 朝日新聞出版  
出版年 2014.6
ページ数等 309p
大きさ 19cm
内容細目 文献あり
一般件名 小説-歴史-近代  
ISBN 4-02-263020-5
ISBN13桁 978-4-02-263020-9
定価 1500円
問合わせ番号(書誌番号) 1102025391
NDC8版 902.3
NDC9版 902.3
内容紹介 いま最も脂がのっている小説家が、東大生150人を前に、14回にわたって、挑発的、刺激的、縦横無尽に、世界文学、日本文学を語りつくした名講義。小説の起源を古代中国の歴史と志怪・伝奇にまでさかのぼって見極め、翻って、横光利一「純粋小説論」、小林秀雄「私小説論」、柳田國男「山の人生」からドストエフスーの小説の重要な場面に必ず差し込む斜めの光を発見する。斜光はいったいどこから来るのか、そして何を照らし出すのか?われわれは斜光に導かれて、フロイトの「家族小説」へ、そして『源氏物語』へ、さらに谷崎潤一郎へとたどり着く…。学生には全講義の要約がレポートとして課せられた。そのレポート16本を収録する。
著者紹介 1945年和歌山県生まれ。90年「村の名前」で芥川賞、99年「翔べ麒麟」で読売文学賞、2000年「遊動亭円木」で谷崎潤一郎賞、05年「枯葉の中の青い炎」で川端康成文学賞、06年「花はさくら木」で大佛次郎賞、10年「許されざる者」で毎日芸術賞など。 

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
第1講義 小説家が小説を解剖する(近代小説のはじまり;フォースターによる歴史と小説 ほか)
第2講義 ドストエフスキー『罪と罰』を読む―人殺しの残酷な物語はなぜ読み継がれてきたのか(横光利一と小林秀雄の「偶然と必然の問題」から、ドストエフスキーを考える;すぐれた作家は場面に集中する ほか)
第3講義 「もはや誰の息子でもない」―犯罪小説、探偵小説、家族小説を読む(「三菱銀行猟銃強盗・人質事件」;二十世紀の三大発明の一つ、精神分析 ほか)
第4講義 『古事記』と神話批判としての『源氏物語』(『古事記』の構成について;「倭建命」の物語、貴種流離譚 ほか)
第5講義 谷崎潤一郎―渡りをへたる夢のうきはし(谷崎潤一郎『鍵』をこっそり読んだ;谷崎潤一郎と映画 ほか)