ジャン・ナベール/〔著〕 -- 法政大学出版局 -- 2014.2 -- 135.5

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 135.5/ナヘル/一般H 119284036 一般 利用可

資料詳細

タイトル 悪についての試論
書名ヨミ アク ニ ツイテ ノ シロン
シリーズ名 叢書・ウニベルシタス
シリーズ巻次 1007
著者名 ジャン・ナベール /〔著〕, 杉村靖彦 /訳  
著者ヨミ ナベール,ジャン , スギムラ,ヤスヒコ  
出版者 法政大学出版局  
出版年 2014.2
ページ数等 267p
大きさ 20cm
原書名 Essai sur le mal.∥の翻訳
ISBN 4-588-01007-7
ISBN13桁 978-4-588-01007-1
定価 3200円
問合わせ番号(書誌番号) 1102000659
NDC8版 135.5
NDC9版 135.5
内容紹介 「フランス反省哲学」の思想潮流を継承し、リクールに多大な影響をもたらした20世紀の知られざる哲学者ナベール。その主著である本書(1955年刊行)は、きわめて晦渋で屈折した文体ゆえ読者を限定する一方で、思想の歴史のなかでも唯一無二の緊張と潜勢力をはらんだ独自の「悪」論をなしている。訳者による「ナベール入門」ともいうべき、充実の解説および注を付す。
著者紹介 【ナベール】1881年フランスのイゾー生まれ。1910年哲学のアグレガシオンを取得し、地方の高校の哲学級で教えはじめる。31~41年アンリ四世高校の高等師範学校の準備級で教える。44年哲学の視学総監となり、その後ヴィクトール・クーザン文庫の長を務めた。60年死去。 
著者紹介 【杉村】1965年生まれ。京都大学大学院文学研究科准教授。著書に「ポール・リクールの思想-意味の探索」日本宗教学会賞受賞など。 

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
第1章 正当化できないもの(正当化できないという感情;災悪―規範にもとづく判断とその限界 ほか)
第2章 不純な原因性(知的意識の自発性と意志作用の理性性;意志の原因性の根源的不純性 ほか)
第3章 罪(悪の問いへの思弁的解答の断念、悪の試練=経験へと立ち戻ること;罪の感情と自己への不相等の感情との関係 ほか)
第4章 意識間の分離(意識間の分離という視点への移行;意識間の相互性の関係と対自的な個別意識との同時生成 ほか)
第5章 正当化(義認)へのアプローチ(正当化(義認)の欲望の自覚。その端緒となるもの;カントの再生概念とその不十分性。正当化(義認)の問いの核心にあるもの ほか)