吉田寛/著 -- 青弓社 -- 2013.9 -- 762.34

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 一般 762.3/ヨシタ/一般 119123407 一般 利用可

資料詳細

タイトル 民謡の発見と〈ドイツ〉の変貌
書名ヨミ ミンヨウ ノ ハッケン ト ドイツ ノ ヘンボウ
副書名 十八世紀
シリーズ名 〈音楽の国ドイツ〉の系譜学
シリーズ巻次
著者名 吉田寛 /著  
著者ヨミ ヨシダ,ヒロシ  
出版者 青弓社  
出版年 2013.9
ページ数等 318p
大きさ 21cm
内容細目 文献あり 索引あり
一般件名 音楽-ドイツ-歴史 , 民謡-ドイツ-歴史  
ISBN 4-7872-7336-1
ISBN13桁 978-4-7872-7336-9
定価 2600円
問合わせ番号(書誌番号) 1101965640
NDC8版 762.34
NDC9版 762.34
内容紹介 「借用と模倣」を得意とする国民というドイツ人のアイデンティティは、十八世紀に、イタリアとフランスの音楽趣味を折衷する「混合趣味」の音楽を全盛期に導いた。だが十九世紀には、混合趣味は否定され、「固有」で「根源的」な“ドイツ音楽”が希求されるようになる。この“ドイツ的なもの”の構造転換をもたらしたものこそ、“フォルク”の歌謡としての「民謡」の発見だった。民謡がドイツ民族の精神的基盤となるまでのドラスティックな歴史のうねりを追う。
著者紹介 1973年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。同研究科助手、助教を経て、現在、立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授。専攻は美学、感性学、表象文化論。著書に『ヴァーグナーの「ドイツ」』など。 

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
第1部 音楽の国民様式論と混合趣味―“遅れてきた国民”のアイデンティティ・ポリティックス(音楽の国民様式論とそのドイツでの展開;混合趣味と「ドイツ的なもの」;混合趣味の精神からのドイツ古典派の誕生)
第2部 混合趣味の衰退と「ドイツ的なもの」の転換(音楽におけるヨーロッパ意識の登場と「国民的なもの」の消滅;国民的音楽の不在?―バーニーの『ドイツ旅行記』が巻き起こした論争;マールプルクによる混合趣味批判;ヘルダーと民謡の発見)
結語 「国家でなく民族」