岩田健太郎/著 -- 光文社 -- 2013.8 -- 492.31

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 492.3/イワタ/一般H 119108127 一般 利用可

資料詳細

タイトル 99・9%が誤用の抗生物質
書名ヨミ クジュウクテンクパーセント ガ ゴヨウ ノ コウセイ ブッシツ
副書名 医者も知らないホントの話
シリーズ名 光文社新書
シリーズ巻次 656
著者名 岩田健太郎 /著  
著者ヨミ イワタ,ケンタロウ  
出版者 光文社  
出版年 2013.8
ページ数等 286p
大きさ 18cm
一般件名 抗生物質  
ISBN 4-334-03759-3
ISBN13桁 978-4-334-03759-8
定価 840円
問合わせ番号(書誌番号) 1101957701
NDC8版 492.31
NDC9版 492.31
内容紹介 抗生物質は多くの国で間違った使い方をされているが、日本においてその間違い方は顕著であり、ほとんどが誤用である。必要のない症状に漫然と処方されているために、耐性菌が増え、抗生物質を治療の切り札とする、命を奪う肺炎や、急性喉頭蓋炎、髄膜炎などの感染症治療の際に使用できず、患者(子どもを含む)が亡くなるようなことも起きている。また心臓への副作用などリスクも報告されているが、知らない医者・患者も多い。「よくなってほしい」「誤診が怖い」と、つい足し算の医療をしてしまう医師、そして医師まかせにして病院ブランドや薬にしがみつく患者の双方の態度に警鐘を鳴らしつつ、「微妙な状態をビクビクしながら待ち、時間を活用しながら薬が必要かを判断する」という、臨床医学のよりリッチな世界観へと読者を導く。医者と患者と薬、その関係を問い直す一冊。
著者紹介 1971年島根県生まれ。97年島根医科大学卒。中国で医師として働く。2004年帰国し、亀田総合病院に勤務。感染症内科部長、同総合診療・感染症科部長を歴任し、現在、神戸大学大学院医学研究科・微生物感染症学講座感染治療学分野教授。神戸大学都市安全研究センター教授。 

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
第1章 かぜに抗生物質は必要ない
第2章 21世紀の感染症の世界
第3章 「診断」という知的営為―臨床医、リッチな世界観を持つべし
第4章 臨床をなめんなよ―現場の医療レベルが上がらない、その理由
第5章 経口三世代セファロスポリンは、99・9%が誤用
第6章 日本感染症界の「黒歴史」
第7章 もっと「感染症のプロ」を―日本の感染症専門医、その信頼性について
最終章 さらば、「足し算」の医療―ポリファーマシー(多薬剤処方)の問題