内田隆三/著 -- 岩波書店 -- 2013.7 -- 933

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 一般 933/ウチタ/一般 119104861 一般 利用可

資料詳細

タイトル ロジャー・アクロイドはなぜ殺される?
書名ヨミ ロジャー アクロイド ワ ナゼ コロサレル
副書名 言語と運命の社会学
著者名 内田隆三 /著  
著者ヨミ ウチダ,リュウゾウ  
出版者 岩波書店  
出版年 2013.7
ページ数等 488p
大きさ 20cm
ISBN 4-00-002597-X
ISBN13桁 978-4-00-002597-3
定価 3200円
問合わせ番号(書誌番号) 1101956287
NDC8版 933
NDC9版 933.7
内容紹介 アガサ・クリスティーの傑作にして問題作『アクロイド殺し』。語り手=犯人とされる大胆な設定は探偵小説への挑戦であり、これまで多くの解釈がなされてきた。その奇妙な物語世界は、語り手の冤罪の可能性を示す「余白の声」や不確定性を、そして因果連関と「運命の相似形」をめぐる、果てなき問いの深淵を覗かせる。作品の精読と、それが書かれた時代的・社会的背景の探索から「言語」それ自体の謎に肉薄する。
著者紹介 1949年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。社会学専攻。著書に「消費社会と権力」等。 

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
第1章 余白の声(語り手は嘘をつかない?;もうひとり犯人がいる?)
第2章 事件の概要(テクストの境界;事件の概要)
第3章 二つの推理(薄氷を踏む推理;探偵小説の構造と語り手)
第4章 物語の典率(犯人の影像;嘘つきの告白)
第5章 事件の書式―無実のエクリチュール(語りのなかの仕掛け;テクストの不安)
第6章 運命の双数(運命のディスクール;作者の失踪、被害者の運命)