菅原潤/著 -- 講談社 -- 2013.5 -- 121.6

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 121.6/スカワ/ 119030198 一般 利用可

資料詳細

タイトル 弁証法とイロニー
書名ヨミ ベンショウホウ ト イロニー
副書名 戦前の日本哲学
シリーズ名 講談社選書メチエ
シリーズ巻次 550
著者名 菅原潤 /著  
著者ヨミ スガワラ,ジュン  
出版者 講談社  
出版年 2013.5
ページ数等 210p
大きさ 19cm
内容細目 索引あり
一般件名 日本思想-歴史-昭和時代 , 弁証法 , アイロニー  
ISBN 4-06-258553-7
ISBN13桁 978-4-06-258553-8
定価 1500円
問合わせ番号(書誌番号) 1101938731
NDC8版 121.6
NDC9版 121.6
内容紹介 戦前期、「近代」を問う日本の知識人たちは何を思想的課題とし、何を思考し続けていたのか。田辺元の「弁証法」と保田与重郎の「イロニー」を二つの極に、三木清の「人間学」・萩原朔太郎の「デカダンス」の思想を媒介項とすることにより戦前の思想地図を大幅に書き換える。同時に、ハイデガー・ベンヤミンらと同時代の思想的営為として戦前期の思想を世界の哲学思潮の中に位置づける意欲作。
著者紹介 1963年生まれ。東北大学文学部卒、同大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、長崎大学環境科学部教授。専門は近現代ドイツ思想、環境哲学。著書に「シェリング哲学の逆説」「環境倫理学入門」「昭和思想史とシェリング」。 

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
プロローグ なぜこの二つの語なのか(二つの語から連想されること;ロマン派とイロニー ほか)
第1章 田辺元の弁証法、あるいは発出論批判(田辺の人間性;京都学連事件について ほか)
第2章 架橋的思索者としての三木清(日本哲学史における位置づけ;三木における弁証法とイロニー ほか)
第3章 イデオロギー論とイロニー―三木清と保田与重郎の交わるところ(保田と京都学派との関係;人間学からパトスへ―「イデオロギーとパトロギー」の問題設定 ほか)
エピローグ 比較哲学史のすすめ(田辺とフランス象徴詩;絶対弁証法から種の論理へ ほか)