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    井上絵美
ハイライト

山崎明子/著 -- 青弓社 -- 2011.8 -- 367.2

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 367.2/ヤマサ/一般H 118450281 一般 利用可

資料詳細

タイトル ひとはなぜ乳房を求めるのか
書名ヨミ ヒト ワ ナゼ チブサ オ モトメルノカ
副書名 危機の時代のジェンダー表象
シリーズ名 青弓社ライブラリー
シリーズ巻次 70
著者名 山崎明子 /著, 黒田加奈子 /著, 池川玲子 /著, 新保淳乃 /著, 千葉慶 /著  
著者ヨミ ヤマサキ,アキコ , クロダ,カナコ , イケガワ,レイコ , シンボ,キヨノ , チバ,ケイ  
出版者 青弓社  
出版年 2011.8
ページ数等 213p
大きさ 19cm
内容細目 内容: 男/女の差異化 / 黒田加奈子著
一般件名 婦人問題 , 乳腺  
ISBN 4-7872-3328-9
ISBN13桁 978-4-7872-3328-8
定価 1600円
問合わせ番号(書誌番号) 1101799486
NDC8版 367.2
NDC9版 367.1
内容紹介 ときに人々を魅惑し、ときに宗教的・倫理的な観点から可視化を規制される乳房は、隠蔽されながらも性的な消費の対象になり、時代や社会によって「エロス」「卑猥」「母性」などのさまざまな価値観と結び付けられてきた。社会状況の変革や価値観の揺らぎなどの「時代の危機」に乳房イメージが生産・消費される契機を読み取り、ヨーロッパ中世、近世イタリア、戦中・戦後の日本映画、ピンクリボンキャンペーンなど、古今東西の乳房イメージと社会との関係を明らかにする。それらを通じて、女性の身体そのものから乖離している乳房イメージと、それに密接に絡み合うジェンダーの力学を解明する乳房文化論。
著者紹介 【山崎】1967年京都府生まれ。奈良女子大学生活環境学部助教。専攻は視覚文化論、美術制度史、ジェンダー論。著書に「近代日本の「手芸」とジェンダー」、共著に「視覚表象と音楽」「女性とたばこの文化誌」など。 
著者紹介 【黒田】1974年群馬県生まれ。千葉大学大学院人文社会科学研究科特別研究員、国立歴史民俗博物館非常勤職員、専攻はイタリア美術史、科学思想表象文化史。論文に「西欧世界の「月暦図」について」「コムーネの自己表象としての「正義」の擬人像研究」など。 

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
第1章 男 女の差異化―医学的言説における乳房(医学史概略とジェンダー;医学史に見る乳房・乳をめぐる言説―体液としての乳;薬剤としての乳)
第2章 美の威嚇装置(ピンクリボンキャンペーンとは;ピンクリボンキャンペーンの歴史;蓄積される乳房の表象;新たな意味創造の困難;「乳がんではない」美しい身体;表象の裏切り;ピンクリボンキャンペーンをめぐる表象の政治学)
第3章 「聖戦」論理の構築(戦時下日本映画にみる「授乳」のイメージ;銃後映画の「授乳」イメージ;戦地・占領地映画の「授乳」イメージ;満洲移民映画の「授乳」イメージ)
第4章 都市秩序の再生(ペスト危機と乳房イメージ;ペスト図像での乳房イメージ;授乳しない乳房の系譜;都市秩序の再生)
第5章 男性優位のジェンダー秩序の再編 強化(「危機」の時代の 「危機」に抗する日本映画―レイプ表象の生産 消費の背景;「俺たちをケダモノにしたのはお前たちじゃないか」―「劣情有理」とレイプ表象;「あんたも、お嬢さんなんて仮面を早く取ることだな」―「レイプ神話」の定着へ)