風間末起子/著 -- 世界思想社 -- 2011.8 -- 930.28

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 930.2/カサマ/一般H 118619745 一般 利用可

資料詳細

タイトル フェミニズムとヒロインの変遷
書名ヨミ フェミニズム ト ヒロイン ノ ヘンセン
副書名 ブロンテ,ハーディ,ドラブルを中心に
著者名 風間末起子 /著  
著者ヨミ カザマ,マキコ  
出版者 世界思想社  
出版年 2011.8
ページ数等 306p
大きさ 20cm
内容細目 文献あり 索引あり
一般件名 婦人(文学上)  
ISBN 4-7907-1532-9
ISBN13桁 978-4-7907-1532-0
定価 4000円
問合わせ番号(書誌番号) 1101741333
NDC8版 930.28
NDC9版 930.26
内容紹介 19世紀の第一波フェミニズムを起点に、女性たちの挑戦が3名の作家の作品から解き明かされる。ブロンテとハーディ、そして20世紀後期のマーガレット・ドラブルをも巻き込みながら、ヒロインの変貌が100年の流れの中で開示される。ドラブルは19世紀の伝統にこだわりながら、やがてその伝統から離脱する試みを行った。彼女が創作したヒロインとは?20世紀初頭のモダニズムと急進派フェミニズムに重要な役割を果たした雑誌『フリーウーマン』の考察をも盛り込んだ斬新な論考である。
著者紹介 1954年生まれ。同志社女子大学教授。主要業績「トマス・ハーディ短編全集第1巻-ウェセックス物語-」「「ジュード」についての11章」「トマス・ハーディ全貌」「「カスターブリッジの町長」についての11章」。 

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
序論
第1章 第一波フェミニズムとリベラリズム(総論としての主流フェミニストの性道徳観―彼女たちのジレンマ;リベラリズムとリベラル・フェミニズム)
第2章 リベラル・フェミニズムを受け継ぐヒロイン、それを越えるヒロイン(1880年代から1890年代における「結婚」についての議論;『ジェイン・エア』(1847)の曖昧性;『ひきうす』(1965)における個の再構築―ポストモダン・フェミニズムという代案)
第3章 セクシュアリティとヴィクトリアン・ヒロイン(中産階級の女性のセクシュアリティ―そのイデオロギーと現実;『ヴィレット』(1853)における自分自身の部屋;“passion”(情熱)と“Passion”(受難)―『テス』(1891)を通して)
第4章 「新しい女」と「新しい道徳」(ハーディの「新しい女」―『ジュード』(1895)のスー;19世紀小説の「読み直し」としての『滝』(1969);「新しい道徳」の模索―急進的ジャーナル『フリーウーマン』(Nov.1911-Oct.1912))
第5章 「エンパワーメント」とヒロイン(『シャーリー』(1849)における女性、自然、絆;『帰郷』(1878)のユーステイシアの創造;都会の中の女性―『中間地帯』(1980)の試み)
結論