井上泰至/共著 -- 笠間書院 -- 2011.6 -- 210.49

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 210.4/イノウ/一般H 118464027 一般 利用可

資料詳細

タイトル 秀吉の対外戦争
書名ヨミ ヒデヨシ ノ タイガイ センソウ
副書名 変容する語りとイメージ
著者名 井上泰至 /共著, 金時徳 /共著  
著者ヨミ イノウエ,ヤスシ , キム,シドク  
出版者 笠間書院  
出版年 2011.6
ページ数等 287p
大きさ 19cm
内容細目 年表あり
原書名 並列タイトル:Hideyoshi’s Invasions of Korea
一般件名 朝鮮の役  
個人件名 豊臣 秀吉  
ISBN 4-305-70551-6
ISBN13桁 978-4-305-70551-8
定価 2000円
問合わせ番号(書誌番号) 1101786263
NDC8版 210.49
NDC9版 210.49
内容紹介 秀吉の朝鮮攻略である“文禄・慶長の役(日本)/壬辰倭乱(韓国)”は、江戸時代から日清戦争にいたるまで、どのように日本と韓国で語り継がれてきたのか。この戦争の言説の中心となった、軍記・軍書の実態を整理・俯瞰し、史学・思想・絵画・演劇・近代小説といった多様な分野との関連・影響・展開を視野に入れ検討する。現在もなお、日韓関係に影を落とす、秀吉の戦争についての記憶の根拠を発掘していく。
著者紹介 【井上】1961年京都市生まれ。上智大学文学部卒。同大学院文学研究科国文学専攻博士後期課程単位取得満期退学。現在、防衛大学校人間文化学科准教授。著書「雨月物語論-源泉と主題」など。 
著者紹介 【金】1975年韓国ソウル生まれ。高麗大学日本文学科の学部・大学院・非常勤講師を経て、現在、高麗大学日本研究センターHK研究教授。専門は日本近世文学・日本文献学・戦争史。単著「異国征伐戦記の世界-韓半島・琉球列島・蝦夷地」など。 

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
1 東アジア版「正しい」戦争の語り方―「異国征伐」という思想を読み解く
2 戦争の言説はこうして生みだされる 引用とバイアス―中国・韓国の資料をどのように利用したのか
3 「教育」のために改変される軍学・軍談テキスト―宇佐美定祐『朝鮮征伐記』を読む
4 娯楽と教訓として成立する歴史読み物―馬場信意『朝鮮太平記』を読む
5 諜報活動から朝鮮にもたらされた『撃朝鮮論』―情報収集径路の謎
対談 本書のテーマは何か
6 朝鮮で加藤清正言説はどのように享受されたか―済州に漂着した「日本人」世流兜宇須は誰か
7 成熟していく歴史読み物―石田三成は英傑か、悪人か
8 転化していく戦争のイメージ―絵入軍記・絵本読本は何を語るか
9 「復古」と「維新」はどう意味づけられていくか―幕末の武家説話から見える歴史認識
10 重ね合わされていく戦争のイメージ―日清戦争期の歴史小説