塚本邦雄/著 -- 笠間書院 -- 2011.2 -- 911.162

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 一般 911.1/ツカモ/一般 118386940 一般 利用可

資料詳細

タイトル 塚本邦雄
書名ヨミ ツカモト クニオ
シリーズ名 コレクション日本歌人選
シリーズ巻次 019
著者名 塚本邦雄 /著, 島内景二 /著  
著者ヨミ ツカモト,クニオ , シマウチ,ケイジ  
出版者 笠間書院  
出版年 2011.2
ページ数等 118p
大きさ 19cm
内容細目 文献あり 年譜あり
原書名 並列タイトル:Tsukamoto Kunio
一般件名 和歌-評釈  
個人件名 塚本 邦雄  
ISBN 4-305-70619-9
ISBN13桁 978-4-305-70619-5
定価 1200円
問合わせ番号(書誌番号) 1101763354
NDC8版 911.162
NDC9版 911.162
内容紹介 塚本邦雄。前衛短歌運動の輝ける旗手として、詩歌の可能性を飛躍的に拡大し、戦後日本で「短歌には何ができるか」を鋭く問いかけた。その苦闘の成果は、世界的な混迷を深める二十一世紀で、「芸術と人間は何をなすべきか」を見いだすための手がかりとなる。「前衛=難解」という従来のイメージを払拭し、塚本が追い求めた「短歌」の生命力に肉迫する。そのために、五十のキーワードに基づく秀歌五十首を選び、塚本ワールドへの入口とした。また、それぞれの歌を多角的に理解するために、本文では歌の鑑賞を行い、脚注では歌の背景を詳しく解説した。一首の歌を本文と脚注とで「二度味わう」ことで、塚本短歌の発生と影響力が、あますところなく解明される。
著者紹介 【塚本】前衛短歌運動の輝ける旗手として、詩歌の可能性を飛躍的に拡大し、戦後日本で「短歌には何ができるか」を鋭く問いかけた。 
著者紹介 【島内】1955年長崎県生まれ。東京大学文学部卒、東京大学大学院修了。現在、電気通信大学教授。主要著書は「源氏物語の影響史」など。 

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
初戀の木陰うつろふねがはくは死より眞青にいのちきらめけ
錐・蠍・旱・雁・掏摸・檻・囮・森・橇・二人・鎖・百合・塵
サッカーの制〓(た)迦童子火のにほひ矜羯羅童子雪のかをりよ
詩歌變ともいふべき豫感夜の秋の水中に水奔るを視たり
革命歌作詞家に凭りかかられてすこしづつ液化してゆくピアノ
薫製卵はるけき火事の香にみちて母がわれ生みたること恕す
死に死に死に死にてをはりの明るまむ青鱚の胎てのひらに透く
われがもつとも惡むものわれ、鹽壺の匙があぢさゐ色に腐れる
殺戮の果てし野にとり遺されしオルガンがひとり奏でる雅歌を
聖母像ばかりならべてある美術館の出口につづく火藥庫〔ほか〕