椎名亮輔/著 -- 岩波書店 -- 2010.11 -- 762.3

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 762.3/シイナ/一般H 118280232 一般 利用可

資料詳細

タイトル 狂気の西洋音楽史
書名ヨミ キョウキ ノ セイヨウ オンガクシ
副書名 シュレーバー症例から聞こえてくるもの
著者名 椎名亮輔 /著  
著者ヨミ シイナ,リョウスケ  
出版者 岩波書店  
出版年 2010.11
ページ数等 282p
大きさ 20cm
一般件名 音楽-歴史 , 精神病学  
ISBN 4-00-022579-0
ISBN13桁 978-4-00-022579-3
定価 4600円
問合わせ番号(書誌番号) 1101738764
NDC8版 762.3
NDC9版 762.3
内容紹介 フロイトの症例で名を知られるダニエル・パウル・シュレーバー(一八四二‐一九一一年)は、激烈な狂気のただなかで、妄想の「声」と闘うために、ピアノを演奏していた―。これまで顧みられることのなかったその事実から始まる本書の探究は、シュレーバーとシューマンに深い関わりがあったことを明らかにする。その向こう側には、シューマンをはじめとする幾多の作曲家たちを悩ませ、「狂気」に追い込みさえした「音楽と意味」という巨大な問題が浮かび上がってくる。ディドロが描いた「ラモーの甥」に始まり、マーラーを経て、ついにシェーンベルクに到達する系譜がたどられるとき、本書は誰も見たことのない、まったく新しい西洋音楽史への挑戦であることが明らかになる。
著者紹介 1960年東京都生まれ。94年ニース・ソフィア=アンチポリス大学文学部哲学科博士課程修了。現在、同志社女子大学学芸学部音楽学科教授。専門:音楽美学・音楽哲学。著書「音楽的時間の変容」ほか。 

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
序章 狂気の西洋音楽史、あるいは「シュレーバーの音楽」
第1章 シュレーバーと音楽(シュレーバー家と音楽;主治医フレックシヒ ほか)
第2章 意味の病としてのパラノイア(フロイト;ラカン)
第3章 音楽と意味(ピアノと拘束具;ロマン主義 ほか)
第4章 「シュレーバーの音楽」の始まりと終わり(ラモーとその狂気;「シュレーバーの音楽」の終わり)
結論