輪島裕介/著 -- 光文社 -- 2010.10 -- 767.8

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 767.8/ワシマ/一般H 119112392 一般 利用可

資料詳細

タイトル 創られた「日本の心」神話
書名ヨミ ツクラレタ ニホン ノ ココロ シンワ
副書名 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史
シリーズ名 光文社新書
シリーズ巻次 487
著者名 輪島裕介 /著  
著者ヨミ ワジマ,ユウスケ  
出版者 光文社  
出版年 2010.10
ページ数等 358p
大きさ 18cm
内容細目 文献あり
一般件名 流行歌-歴史  
ISBN 4-334-03590-6
ISBN13桁 978-4-334-03590-7
定価 950円
問合わせ番号(書誌番号) 1101730435
NDC8版 767.8
NDC9版 767.8
内容紹介 「演歌は日本の心」と聞いて、疑問に思う人は少ないだろう。落語や歌舞伎同様、近代化以前から受け継がれてきたものと認識されているかもしれない。ところが、それがたかだか四〇年程度の歴史しかない、ごく新しいものだとしたら?本書では、明治の自由民権運動の中で現われ、昭和初期に衰退した「演歌」―当時は「歌による演説」を意味していた―が、一九六〇年代後半に別な文脈で復興し、やがて「真正な日本の文化」とみなされるようになった過程と意味を、膨大な資料と具体例によって論じる。いったい誰が、どういう目的で、「演歌」を創ったのか。
著者紹介 1974年金沢生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員を経て、現在、国立音楽大学、明治大学他非常勤講師。専攻はポピュラー音楽研究・民族音楽学・大衆文化史。共著に「クラシック音楽の政治学」など。 

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
はじめに―美空ひばりは「演歌」歌手なのか?
第1部 レコード歌謡の歴史と明治・大正期の「演歌」(近代日本大衆音楽史を三つに分ける;明治・大正期の「演歌」 ほか)
第2部 「演歌」には、様々な要素が流れ込んでいる(「演歌」イコール「日本調」ではない;昭和三〇年代の「流し」と「艶歌」 ほか)
第3部 「演歌」の誕生(対抗文化としてのレコード歌謡;五木寛之による「艶歌」の観念化 ほか)
第4部 「演歌」から「昭和歌謡」へ(一九七〇年代以降の「演歌」;「演歌」から「昭和歌謡」へ ほか)