小林敏明/著 -- 講談社 -- 2010.10 -- 121.6

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 121.6/コハヤ/一般H 118261471 一般 利用可

資料詳細

タイトル 〈主体〉のゆくえ
書名ヨミ シュタイ ノ ユクエ
副書名 日本近代思想史への一視角
シリーズ名 講談社選書メチエ
シリーズ巻次 482
著者名 小林敏明 /著  
著者ヨミ コバヤシ,トシアキ  
出版者 講談社  
出版年 2010.10
ページ数等 245p
大きさ 19cm
内容細目 文献あり
一般件名 日本思想-歴史-近代  
ISBN 4-06-258483-2
ISBN13桁 978-4-06-258483-8
定価 1600円
問合わせ番号(書誌番号) 1101729214
NDC8版 121.6
NDC9版 121.6
内容紹介 「主体」はもちろんsubjectの翻訳語である。明治以降、この語がわが国に入ってくると、「主観」「主体」「主語」などさまざまな翻訳語があらわれる。たとえば西田幾多郎は、初期は「主観」をつかっているが、後期になると「主体」しか出てこなくなる。この移行ははたして何を意味するのだろうか。戦後には、「主体性論争」がわき起こり、たとえば学生運動では「主体性」という言葉がキーワードとなった。明治期の受容から、戦後、そして現代に至るまで、それぞれの時代の趨勢となった思想に伏流する「主体」を追い続け、日本近代思想史にあらたな視座を提供する、知的興奮にあふれた一冊。
著者紹介 1948年岐阜県生まれ。ライプツィヒ大学教授資格取得を経て、現在、ライプツィヒ大学東アジア研究所教授。専攻は、哲学・精神病理学。主な著書に「精神病理からみる現代思想」「西田幾多郎-他性の文体」「西田幾多郎の憂鬱」「廣松渉-近代の超克」「父と子の思想」などがある。 

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
序章 「体」のシニフィアン群
第1章 subjectの由来
第2章 翻訳語創出
第3章 主観から主体へ
第4章 先駆ける歴史的人間学
第5章 主体・身体・国体
第6章 戦後主体性論争
第7章 叛乱 氾濫する主体
終章 主体の消失?