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    櫛引素夫
ハイライト

トマス・アクィナス/著 -- 岩波書店 -- 2009.9 -- 132.2

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 132.2/トマス/一般H 117997721 一般 利用可

資料詳細

タイトル 君主の統治について
書名ヨミ クンシュ ノ トウチ ニ ツイテ
副書名 謹んでキプロス王に捧げる
シリーズ名 岩波文庫
シリーズ巻次 33-621-2
著者名 トマス・アクィナス /著, 柴田平三郎 /訳  
著者ヨミ トマス・アクイナス , シバタ,ヘイザブロウ  
出版者 岩波書店  
出版年 2009.9
ページ数等 238,5p
大きさ 15cm
内容細目 索引あり
原書名 De regimine principum,ad regem Cypri.∥の翻訳
ISBN 4-00-336212-8
ISBN13桁 978-4-00-336212-9
定価 660円
問合わせ番号(書誌番号) 1101641817
NDC8版 132.2
NDC9版 132.2
内容紹介 中世最大の哲学者であり、『神学大全』で知られるスコラ学の代表的神学者トマスの政治思想論文。西欧文学に伝統的な“君主の鑑”とよばれる文芸ジャンルの体裁にのっとって理想の君主像や統治の形態などを論じる本書は、トマスの著作のなかで政治学に関する唯一のものである。“君主”とは、いかにあるべきか。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
生活を共にする人びとは誰か王によって慎重に統治されるのが必要であること。
生活を共にする人びとにとっては、一人の人間によって統治されるほうが、複数の人間によって統治されるよりも、より有益であること。
一人の支配が正しいがゆえに、最善であるように、その反対は最悪であること、そのことは多くの理由および論拠によって証明される。
ローマ人の間で支配権はいかに変遷したか、またかれらの間ではむしろ多数者支配の国家がしばしば発達したということ。
多数の支配においては、一人の支配におけるよりも、しばしば僭主制的支配が生じること、したがって一人の支配のほうが優ること。
一人の支配が確かに最善であるとの結論。民衆はその人に対してどのような態度をとるべきか、を示す。それは僭主制に陥る機会をかれから取り除くことが必要だからである。そしてより大なる悪を避けるためにこの支配が認容されるべきであること。
本章で聖博士は、現に王の統治において主要な動機となるのは名誉か栄光のいずれであるか、そしてさらにそれらのいずれを守るべきか、について見解を示す。
本章で博士は、王をして善き統治へと促す真の目的とは何か、について説き明かす。
本章で聖博士は、王侯君主の報酬が天上の浄福において最高の位置を占めることを説き明かし、そのことを数多くの理由と実例によって指し示す。
王侯君主はそこより生じる自己自身の善と利益のために善き統治を熱心に求めねばならないこと。その反対から僭主制的支配が生じること。〔ほか〕