小野功生/著 -- 彩流社 -- 2009.3 -- 930.25

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 930.2/オノ/一般H 117802441 一般 利用可

資料詳細

タイトル ミルトンと十七世紀イギリスの言説圏
書名ヨミ ミルトン ト ジュウシチセイキ イギリス ノ ゲンセツケン
著者名 小野功生 /著  
著者ヨミ オノ,コウセイ  
出版者 彩流社  
出版年 2009.3
ページ数等 507,62p
大きさ 22cm
内容細目 文献あり 索引あり
原書名 並列タイトル:John Milton and the public discourse sphere of the seventeenth-century England
一般件名 英文学-歴史-近代  
ISBN 4-7791-1417-9
ISBN13桁 978-4-7791-1417-5
定価 5500円
問合わせ番号(書誌番号) 1101573348
NDC8版 930.25
NDC9版 930.25
内容紹介 本書は、十七世紀イングランドにおいて形成されたあらたな言説空間の性格を明らかにすることをめざすと共に、従来のミルトン研究とは少し視点を変えて、十七世紀当時の出版界を席巻したパンフレット出版を中心とした印刷出版文化のなかにミルトンを位置づけようとする試みである。それは、ミルトンがパンフレット論争に参入して、数多くの散文パンフレットを出版したという事実による。従って、これまで無視されがちな周縁的領域である宗教論争、説教、反カトリック・プロパガンダ、アイルランド・スコットランド報道、検閲をめぐる議論などのパンフレットに焦点を合わせて、大衆的出版物やニュース報道などが社会のなかでどのように流通して言説圏を形成したのかをさぐりながら、ミルトンの文学テクスト読解にもあらたな示唆を与える。そして、十七世紀イギリス文学・文化研究に書物史・出版文化史の面からあらたな知見を提供する示唆に富む労作である。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
萌芽的公共圏としての十七世紀言説圏
煽情的ジャーナリズムとプロテスタント国家意識の発展
『殉教者列伝』とプロテスタント国家意識の生成
宗教論争の言説圏―勧告論争からスメクティムニューアス論争へ
内戦がもたらしたもの―共和主義と帝国主義をめぐって
文明と野蛮のはざまで―アイルランド、スコットランドとブリテン帝国の起源
共和主義の黄昏から想像の帝国へ
王政復古期出版文化とミルトン
『パラダイス・ロスト』のポリフォニー的言説圏
「結婚愛の讃歌」から「食卓談義」へ―楽園におけるカンヴァセイション〔ほか〕