阿部謹也/著 -- 筑摩書房 -- 2007.10 -- 230.4

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 新書文庫 230.4/アヘ/一般S 118707961 一般 利用可

資料詳細

タイトル 西洋中世の男と女
書名ヨミ セイヨウ チュウセイ ノ オトコ ト オンナ
副書名 聖性の呪縛の下で
シリーズ名 ちくま学芸文庫
シリーズ巻次 ア25-2
著者名 阿部謹也 /著  
著者ヨミ アベ,キンヤ  
出版者 筑摩書房  
出版年 2007.10
ページ数等 307p
大きさ 15cm
内容細目 文献あり
一般件名 西洋史-中世 , 宗教と性  
ISBN 4-480-09102-5
定価 1200円
問合わせ番号(書誌番号) 1101455151
NDC8版 230.4
NDC9版 230.4
内容紹介 中世のキリスト教会は男女関係のあるべき姿を定め、夫婦の性行為にまで厳しく介入しようとした。厳格でこっけいに見える性的禁則、二転三転する娼婦の位置づけ、聖職者自身の性の問題。そんな矛盾や悲哀をかかえた世相を克明に描くことで、当時の人々の処世の様が浮かび上がる。著者は、この中世社会における性愛の扱い方が、現在のヨーロッパ文化にも通じているとし、「西洋個人主義は、中世の人々が男と女の問題を自覚する中で生まれた」と論じる。ホーソーンの『緋文字』等の物語と、史実をつき合わせ、民衆が教会から「個人」を取り戻した過程を丁寧にひもとく。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
第1章 『緋文字』の世界
第2章 古代・中世の宇宙観のなかの男と女(古代人の宇宙観;ローマ人の男女関係)
第3章 聖性の形成・解体と聖職者・女性(ユダヤ教と男女関係;初期キリスト教と男女関係;聖なるものの変質)
第4章 聖なるむすびつきとしての結婚(ゲルマン人の結婚;教会に管理される結婚;贖罪規定書から)
第5章 娼婦たちと社会(娼婦の位置;娼婦と娼婦宿)
第6章 中世の男と女にとって愛とは何か(聖性の呪縛の下で;個人の誕生)