加藤秀一/著 -- 日本放送出版協会 -- 2007.9 -- 461

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 461/カトウ/一般H 117063423 一般 利用可

資料詳細

タイトル 〈個〉からはじめる生命論
書名ヨミ コ カラ ハジメル セイメイロン
シリーズ名 NHKブックス
シリーズ巻次 1094
著者名 加藤秀一 /著  
著者ヨミ カトウ,シュウイチ  
出版者 日本放送出版協会  
出版年 2007.9
ページ数等 245p
大きさ 19cm
内容細目 文献あり
一般件名 生命  
ISBN 4-14-091094-1
定価 970円
問合わせ番号(書誌番号) 1101451770
NDC8版 461
NDC9版 461.15
内容紹介 選択的中絶や尊厳死など、生の輪郭が揺らぐ中、生命倫理という知/権力は「生命」の範囲を線引きしてきた。本書は抽象化された従来の生命論を超えて、「誰々が生きている」という人称性を伴った事実にこそ生の真髄があると説く。障害者が自己の出生を否定するロングフル・ライフ訴訟や、中絶・脳死問題を題材に、倫理的配慮の対象は誰かを見定め、個を起点に、他者との関係性の中で生きる人間像を描き直す。倫理学の新たな一歩を築く画期的論考。
著者紹介 1963年東京生まれ。一橋大学社会学部卒、東京大学大学院社会学研究家満期退学。現在、明治学院大学社会学部教授。専攻は社会学、性現象論。 

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
序章 「生命」を問い直す(「かけがえのない生」が揺らぐ時;反・生命の倫理学に向けて)
第1章 胎児や脳死者は人と呼べるのか―生命倫理のリミット(「生命」とは何か;胎児とは“誰”のことか;脳死者と胎児の差異)
第2章 「生まれない方がよかった」という思想―ロングフル・ライフ訴訟をめぐって(ロングフル・ライフ訴訟とは何か;ロングフル・ライフ訴訟の実例;「生きるに値しない人」は存在するか;「生命」の至上価値を疑う)
第3章 私という存在をめぐる不安(存在の「意味」をめぐる不安;存在の「根拠」をめぐる不安;存在の「事実」をめぐる不安;〈非在者の驕り〉を批判する)
第4章 「生命」から「新しい人」の方へ(人間はいつから「生命」になったのか;「誕生」の哲学・序説)