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    山中伸弥
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風丸良彦/〔著〕 -- みすず書房 -- 2007.4 -- 910.268

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 910.2/カサマ/一般H 117040397 一般 利用可
鳥取県立 書庫 910/カサマ/協力 140977962 協力 利用可

資料詳細

タイトル 村上春樹短篇再読
書名ヨミ ムラカミ ハルキ タンペン サイドク
著者名 風丸良彦 /〔著〕  
著者ヨミ カザマル,ヨシヒコ  
出版者 みすず書房  
出版年 2007.4
ページ数等 244p
大きさ 20cm
内容細目 文献あり
個人件名 村上 春樹  
ISBN 4-622-07290-4
定価 2500円
問合わせ番号(書誌番号) 1101413855
NDC8版 910.268
NDC9版 910.268
内容紹介 村上春樹ファンには、とりわけ彼の短篇が好きだという人も多い。この作家の短篇小説には、“短篇”という形式において、長篇とはまた異なる、比喩や象徴性に優れた村上ワールド独特の魅力があるからだ。著者は、村上春樹作品をデビュー作「風の歌を聴け」(1979年)以来、「自分たちの物語」として鮮烈に受け止めてきた、コアな読者世代。村上春樹と共に同時代を呼吸してきた感覚による読解は、ほかの研究・批評書とは異なる肌理をもち、本書自体が、村上春樹のテイストを有している。村上春樹の小説を、仕掛け共々、隅々まで楽しめる評論である。村上春樹の短篇15作品と、村上訳のアメリカ短篇小説3本(カーヴァー、フィッツジェラルド)を、春樹ファンに向けてディテイルに踏み込んで語る。
著者紹介 1958年東京都生まれ。上智大学外国語学部卒。文芸評論家。現在、盛岡大学文学部准教授、岩手大学・東海大学非常勤講師。専門は現代アメリカ文学。第33回群像新人文学賞「評論部門」優秀賞受賞。 

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
緻密に記憶された過去―「午後の最後の芝生」
誤謬、あるいは小説の仕掛け―「中国行きのスロウ・ボート」
語り手の気づかい、あるいはおせっかい―「納屋を焼く」
フーコーを読む「私」―「眠り」
呪縛からの解放―「パン屋襲撃」「パン屋再襲撃」
長篇小説の始動モーター(1)「螢」
長篇小説の始動モーター(2)「ねじまき鳥と火曜日の女たち」
足された「、」―「めくらやなぎと、眠る女」
青少年向けのテクスト―「沈黙」
映画化された村上作品(1)「トニー滝谷」
映画化された村上作品(2)「四月の晴れた朝に100パーセントの女の子に出合うことについて」
話してもらいたがるスケッチ「ハンティング・ナイフ」
ブラジャーをはずす女「蜂蜜パイ」
メタフィクションの作動『東京奇譚集』
母による子殺し、あるいは村上春樹によるラカン「緑色の獣」
ズレる二項対立「ささやかだけれど、役にたつこと」(レイモンド・カーヴァー著 村上春樹訳)
もうひとりの「集める人」 「収集」(レイモンド・カーヴァー著 村上春樹訳)
名作の再訳「バビロンに帰る」(F.スコット・フィッツジェラルド著 村上春樹訳)