工藤隆/著 -- 中央公論新社 -- 2006.12 -- 210.3

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 210.3/クトウ/一般H 116748115 一般 利用可

資料詳細

タイトル 古事記の起源
書名ヨミ コジキ ノ キゲン
副書名 新しい古代像をもとめて
シリーズ名 中公新書
シリーズ巻次 1878
著者名 工藤隆 /著  
著者ヨミ クドウ,タカシ  
出版者 中央公論新社  
出版年 2006.12
ページ数等 293p
大きさ 18cm
ISBN 4-12-101878-8
定価 840円
問合わせ番号(書誌番号) 1101388360
NDC8版 210.3
NDC9版 210.3
内容紹介 古事記は、八世紀に編纂された日本最古の書物のひとつである。しかし古事記は突然出現したのではない。縄文・弥生期から連綿と続く、無文字時代の神話がその源にあった。著者は、無文字文化の「生きている神話」「生きている歌垣」が今なお残る中国長江流域の少数民族文化を調査し、神話の成立過程のモデルを大胆に構築。イザナミやヤマトタケルの死、スサノオ伝承、黄泉の国神話、糞尿譚などを古事記の深層から読み直す。
著者紹介 1942年栃木県生まれ。東京大学経済学部卒。早稲田大学文学研究科大学院前期課程卒。同博士課程単位取得退学。現在、大東文化大学文学部日本文学科教員。専攻:日本古代文学・文化人類学。 

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
序論 古事記研究の現在(古事記の四つの顔;生きている神話;古事記神話の古層・新層・中間層;昔話と原型的な神話の違い;リアリティーある「古代」像を目指して)
第1部 古事記をどう読むか(古事記はどのように研究されてきたか;原型生存型民族の口誦表現モデルで読む)
第2部 古事記を読み解く(臣安万侶言す(「記序」)―激変の時代が突出させた復古精神;天地初めて発けし時―無文字の古層と文字の新層の交錯;イザナミの死―排泄物利用の技術革新;黄泉の国神話―死と折り合いをつける;スサノオ神話―分析を拒絶する混沌;ヤマトタケルの死―古層の死生観で読み直す;サホヒコ・サホヒメ―民族サバイバルから恋愛へ;志毘臣と袁祁命の歌垣―歌垣と政治の交錯;古事記と日本)