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シクロフスキイ規範の破壊者
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佐藤千登勢/著 -- 南雲堂フェニックス -- 2006.7 -- 980.28
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所蔵館
所蔵場所
請求記号
資料コード
資料区分
帯出区分
状態
鳥取県立
書庫
980.2/サトウ/一般H
116638689
一般
利用可
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資料詳細
タイトル
シクロフスキイ規範の破壊者
書名ヨミ
シクロフスキイ キハン ノ ハカイシャ
著者名
佐藤千登勢
/著
著者ヨミ
サトウ,チトセ
出版者
南雲堂フェニックス
出版年
2006.7
ページ数等
300p
大きさ
20cm
内容細目
文献あり 索引あり
ISBN
4-88896-375-4
定価
2800円
問合わせ番号(書誌番号)
1101353871
NDC8版
980.28
NDC9版
980.2
内容紹介
ロシア・フォルマリズムの主導者ヴィクトル・ボリソヴィチ・シクロフスキイ(1893‐1984)。彼が提唱した芸術の手法としての「異化」理論は、帝政の崩壊を背景として、文学の伝統的形式の破壊と権威の転覆を呼びかける、まさに芸術の革命を象徴するものであった。あらゆる伝統、規範、権威、そして時代の要請、社会主義リアリズムのイデオロギーさえもすべて破壊して異化すべきコード、そこから離散して異なる世界(流動的なカオス)を創造すべきシステムとして認識し規定したシクロフスキイ。彼にとって規範の破壊こそが芸術のプロセスであり、その生涯は規範の設定と破壊活動の永続革命であった。本書では彼の小説、シナリオ、エッセイ、芸術論など晩年に至るまでの数々の実験的な創作を通じ、「異化」の概念やフォルマリズムの理論とその実践、および機械主義等を丹念に考察していく。その過程で私たちは記号論、受容理論、知覚理論、身体論、メディア論、情報理論、さらにはフェミニズムに至る問題がさまざまなかたちで関わりを見せ、「異化」の幹からそれぞれに枝葉を延ばしていくのを認めることになるだろう。
著者紹介
1968年福島県生まれ。上智大学外国語学部卒。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。モスクワ大学文学部留学、日本学術振興会特別研究員PDを経て、現在、慶應義塾大学、上智大学、獨協大学、早稲田大学非常勤講師。専攻は文学理論、ロシア文化。
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