ジョナサン・サフラン・フォア/著 -- ソニー・マガジンズ -- 2004.12 -- 933

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 933/フオア/一般H 140928528 一般 利用可
鳥取県立 書庫 933/フオア/協力 140928510 協力 利用可

資料詳細

タイトル エブリシング・イズ・イルミネイテッド
書名ヨミ エブリシング イズ イルミネイテッド
著者名 ジョナサン・サフラン・フォア /著, 近藤隆文 /訳  
著者ヨミ フォア,ジョナサン サフラン , コンドウ,タカフミ  
出版者 ソニー・マガジンズ  
出版年 2004.12
ページ数等 406p
大きさ 20cm
原書名 Everything is illuminated./の翻訳
ISBN 4-7897-2413-1
問合わせ番号(書誌番号) 1101206240
NDC8版 933
NDC9版 933.7
内容紹介 冒頭から結末までの語り口が異彩を放つ。ジョナサンの思いは、お供であったアレックスに送る、旅での経験を小説仕立てにした文書となり言葉にされ、物語の語りの一角を占める。一方のアレックスの語りは、ジョナサンへの返信としての手紙と、独自の観察眼による手記というふたつの形式が用いられている。ことにアレックスの語りには、誤った語法や言葉遣いで演出される独特のおかしさがともなう。しかし、そうしたムードが漂っているからこそ、祖父の過去に触れる場面など、シリアスな部分の哀れみが助長される。「ユーモアだけが、悲しい話を真実として伝えられる」といった件が小説の中で出てくるが、アレックスの語りこそが、それをなぞるもののように思えてくる。十八世紀から第二次大戦時、さらには現代と、時代の壁をいとも簡単に超えてしまう巧みに構成された小説スタイルは、謎が謎を呼ぶ神秘性を帯びた物語を生み、ひとたび読み始めたら、その人間の心をつかんで放さない魅力を持つ。ガーディアン新人賞受賞。