サム・H.白川/著 -- アルファベータ -- 2004.11 -- 762.34

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 762.3/シラカ-2/一般H 115800339 一般 利用可

資料詳細

タイトル フルトヴェングラー
書名ヨミ フルトヴェングラー
巻次 下巻
副書名 悪魔の楽匠
シリーズ名 叢書・20世紀の芸術と文学
著者名 サム・H.白川 /著, 藤岡啓介 /訳, 加藤功泰 /訳, 斎藤静代 /訳  
著者ヨミ シラカワ,サム H , フジオカ,ケイスケ , カトウ,ノリヤス , サイトウ,シズヨ  
出版者 アルファベータ  
出版年 2004.11
ページ数等 402,5,14p
大きさ 22cm
内容細目 文献あり 索引あり
原書名 The devil’s music master./の翻訳
ISBN 4-87198-532-6
問合わせ番号(書誌番号) 1101201941
NDC8版 762.34
NDC9版 762.34
内容紹介 フルトヴェングラーの名声には没後五十年となるいまもなお、暗い影がさす。彼が、ナチ政権下のドイツに留まるという、宿命的、悲劇的決断をしたためだ。一九三三年のナチスによる政権奪取後、数千人のインテリや芸術家は亡命した。しかし、フルトヴェングラーは終戦直前までドイツに留まった。この、決意ゆえに、彼は「ナチスの宣伝マン」「ヒトラーのお気に入り指揮者」「悪魔の楽匠」という、永遠に続く糾弾と非難の的となった。しかし、彼がナチに追従したどころか、公然とヒトラーやヒムラーに叛旗をひるがえし、生命の危険もかえりみず闘ったことを、本書は文献資料を駆使して克明に描き出す。下巻では、敗戦直前のドイツからの脱出劇、非ナチ化審理の過程、そして復帰後の活動を描く。さらに、遺された膨大なレコードから、『トリスタンとイゾルデ』や『指環』、ベートーヴェンの第九をはじめとする、伝説的名盤の数々を論評する。フルトヴェングラーには音楽や政治的存在の他にも種々の側面があった。読者は、この端倪すべからざる人物が問題の多い作曲家であり、多弁なエッセイストであり、日記を丹念に書き続ける人であり、誠実な友人だが逆らえば強敵となる男であり、しかも救いようのない漁色家であることを知るであろう。