L.ハーゲマン/〔著〕 -- 知泉書館 -- 2003.6 -- 167

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 167/ハケマ/一般H 115172649 一般 利用可

資料詳細

タイトル キリスト教とイスラーム
書名ヨミ キリストキョウ ト イスラーム
副書名 対話への歩み
著者名 L.ハーゲマン /〔著〕, 八巻和彦 /訳, 矢内義顕 /訳  
著者ヨミ ハーゲマン,ルートヴィッヒ , ヤマキ,カズヒコ , ヤウチ,ヨシアキ  
出版者 知泉書館  
出版年 2003.6
ページ数等 199,55p
大きさ 20cm
内容細目 文献あり 索引あり
原書名 Christentum contra Islam./の翻訳
一般件名 イスラム教とキリスト教  
ISBN 4-901654-16-0
問合わせ番号(書誌番号) 1101086600
NDC8版 167
NDC9版 167
内容紹介 「キリスト教とイスラームという二つの宗教にのしかかる歴史的負い目の回想には、何世紀にもわたる悲劇についての慰められることのない悲しみが混じっている」二つの宗教は多くの親近性にもかかわらず、文化的・思想的・軍事的対決の織りなす不幸な歴史を生きている。本書はラテン中世から現代に至る著作家のテキスト群を取り上げ、この不幸な歴史を思想的側面から分析した、初めての本格的業績である。十字軍とレコンキスタ、初のラテン語訳コーランの意義、フランシスコ会やドミニコ会の対応、クザーヌスやルターのコーラン理解と批判、啓蒙期のレッシングから植民地主義と宣教、そして現代の新しいイスラーム研究について、神学とイスラーム学をともに修めた著者が、誠実で公平な視点から見事にその全体像を明らかにする。これらの考察から著者は両宗教が互いに罪をなすりつけ合うのではなく「人は罪を犯している」という洞察に立つことこそが、未来を切り開く唯一の希望であるというメッセージを、9.11以降を生きる現代へ投げかける。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
1 コーランの理解するキリスト教―出会い‐誤解‐対決
2 北アフリカからスペインへ―前進するイスラーム
3 イスラーム侵入に対する西欧の最初の反応
4 ペトルス・ウェネラビリス―最初のラテン語訳コーランの発案者
5 イスラームとの対決におけるフランシスコ会とドミニコ会―四つの具体例
6 クザーヌスとルターにおけるコーランの理解と批判
7 啓蒙の時代
8 「植民地主義の影の中での宣教」
9 歴史的・批判的イスラーム研究の始まり
10 歩み寄りと隔絶の間―未解決の問題領域