大貫恵美子/著 -- 岩波書店 -- 2003.4 -- 210.75

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 210.7/オオヌ/一般H 115156450 一般 利用可

資料詳細

タイトル ねじ曲げられた桜
書名ヨミ ネジマゲラレタ サクラ
副書名 美意識と軍国主義
著者名 大貫恵美子 /著  
著者ヨミ オオヌキ,エミコ  
出版者 岩波書店  
出版年 2003.4
ページ数等 602,5p
大きさ 20cm
内容細目 文献あり 索引あり
一般件名 太平洋戦争 , 軍国主義 , さくら(桜)  
ISBN 4-00-001796-9
問合わせ番号(書誌番号) 1101079498
NDC8版 210.75
NDC9版 210.75
内容紹介 日本の国花である桜は、一九世紀末より、「祖国、天皇のために潔く散れ」と兵士を死に追いやる花となり、太平洋戦争敗戦の直前には特攻隊のシンボルとなった。著者は、明治の大日本帝国憲法をはじめ、軍国主義の発展を分析する一方、特攻隊員の遺した膨大な記録を読み解き、桜の美的価値と象徴によるコミュニケーションに常に伴う「解釈のずれ」を中心に、どのように「桜の幹」がねじ曲げられてきたのかを検証する。平和への願いを込めた、人類学の見事な成果。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
桜の花と生と再生の美学
もののあわれの美的価値―咲く桜から散る桜へ
仮想の世界の美と桜―自己と社会の規範を超えて
文化的ナショナリズムと桜の花の美的価値
天皇の二つの身体―主権、神政、軍国主義化
桜の花の軍国主義化―桜の花が戦没兵士の生まれ変わりになる過程
国土の象徴としての桜の花―民衆の軍国主義化
「運命を選ぶ自由」―特攻隊の成り立ち
特攻隊員の手記
国家ナショナリズムとその「自然化」の過程
グローバルな知的潮流を源泉とする愛国心
幹を曲げられた桜