成田龍一/著 -- 日本放送出版協会 -- 2001.4 -- 210.7

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 210.7/ナリタ/一般H 114633269 一般 利用可

資料詳細

タイトル 〈歴史〉はいかに語られるか
書名ヨミ レキシ ワ イカニ カタラレルカ
副書名 1930年代「国民の物語」批判
シリーズ名 NHKブックス
シリーズ巻次 913
著者名 成田龍一 /著  
著者ヨミ ナリタ,リュウイチ  
出版者 日本放送出版協会  
出版年 2001.4
ページ数等 278p
大きさ 19cm
内容細目 年表あり
一般件名 日本-歴史-昭和時代  
ISBN 4-14-001913-1
問合わせ番号(書誌番号) 1100871647
NDC8版 210.7
NDC9版 210.7
内容紹介 “歴史”とは何か、それはどのような役割を果たすのか―日本が総動員体制へ向かう一九三〇年代、“歴史”は、均一的な「日本人」を主語とする「国民の物語」へと変貌し、その語りを通して、排他的な共同体意識をうみ出していく。島崎藤村の歴史小説や火野葦平の戦記、そして女性たちが記したルポルタージュなど、三〇年代の多様なテキストを取り上げ、それらの語りに、「われわれ日本人」という歴史意識形成のメカニズムを探る。過去/現在を語る装置としての“歴史”のあり方を問い直す注目作。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
序章 なぜ、“歴史の語り”が問われるのか
第1章 「歴史」の語り―一九三〇年代の明治維新像(「歴史」を描く三つの領域;『夜明け前』の世界―「地域」から描かれる明治維新 ほか)
第2章 「戦争」の語り―日中戦争を報告する文体(ルポルタージュから戦争文学へ;火野葦平の戦場―『麦と兵隊』『土と兵隊』の文体 ほか)
第3章 「現場」の語り―貧困と啓蒙の一九三〇年代(「現場」からのルポルタージュ;『小島の春』と『女教師の記録』―啓蒙への情熱 ほか)
終章 広島と沖縄戦の語りから―「国民の物語」を超えて