田中久文/著 -- 筑摩書房 -- 2000.11 -- 121.6

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 121.6/タナカ/一般H 114420931 一般 利用可

資料詳細

タイトル 日本の「哲学」を読み解く
書名ヨミ ニホン ノ テツガク オ ヨミトク
副書名 「無」の時代を生きぬくために
シリーズ名 ちくま新書
シリーズ巻次 269
著者名 田中久文 /著  
著者ヨミ タナカ,キュウブン  
出版者 筑摩書房  
出版年 2000.11
ページ数等 238p
大きさ 18cm
内容細目 文献あり 年譜あり
一般件名 日本思想-歴史-近代  
ISBN 4-480-05869-9
問合わせ番号(書誌番号) 1100840104
NDC8版 121.6
NDC9版 121.6
内容紹介 はたして、日本に独創的な哲学など存在したのであろうか。明治以降、西洋思想の輸入に明け暮れていた日本。しかし世界恐慌を機に、模範としていた西洋近代の諸理念が崩れていった一九三〇年代、日本でも初めて独自の哲学が生み出されていく。それは、いかなる形而上学原理をも前提としない「無」の哲学であった。そこには、すべての価値観が色あせた時代にあっても、なお「生きた力」となりうるものが潜んでいるのではなかろうか。西田幾多郎・和辻哲郎・九鬼周造・三木清ら、日本の哲学山脈を形づくった四人の思想をわかりやすく解説し、現代を生きぬく知恵を探る。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
第1章 西田幾多郎―「無」の哲学の創成(最も確実な知識を求めて;創造的自己としての「自覚」;意識の根底にある「無の場所」 ほか)
第2章 和辻哲郎―「間柄」の底にある「空」の運動(美と倫理の間;人間存在と「空」;否定の運動 ほか)
第3章 九鬼周造―「無」としての「偶然性」(出会いと別れ;「いき」の倫理学;「偶然性」への問い ほか)
第4章 三木清―「虚無」からの形成(「中間者」としての人間;「闇」としての「基礎経験」;歴史を作りだすもの ほか)