鹿島徹/著 -- 平凡社 -- 2000.10 -- 910.268

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 910.2/カシマ/一般H 114360194 一般 利用可

資料詳細

タイトル 埴谷雄高と存在論
書名ヨミ ハニヤ ユタカ ト ソンザイロン
副書名 自同律の不快・虚体・存在の革命
シリーズ名 平凡社選書
シリーズ巻次 209
著者名 鹿島徹 /著  
著者ヨミ カシマ,トオル  
出版者 平凡社  
出版年 2000.10
ページ数等 342p
大きさ 20cm
内容細目 年譜あり
一般件名 存在論  
個人件名 埴谷/雄高  
ISBN 4-582-84209-7
問合わせ番号(書誌番号) 1100831203
NDC8版 910.268
NDC9版 910.268
内容紹介 戦後文学のなかにあって、あたかも「魔の山」のごとく神秘に身を包んで屹立する埴谷雄高の文学。その難解な意匠と沈鬱な気分のうちに、いかなる思想的なポテンシャルがあったのか。「自同律の不快」という「前‐存在論的根本気分」のリアリティが、存在についての問いを読者の内に喚起し、「存在の革命」へと誘導する。そこに、埴谷雄高の文学の未完の可能性を見出し、同時にその隘路をも発見しようとする。「存在論」という切り口から埴谷文学の魅力と限界を鮮やかに画定し、新たな「精神のリレー」へと読者を誘う瞠目すべき埴谷雄高論。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
第1章 『死霊』の懐胎―獄中にて
第2章 「存在への平手打ち」へ―『不合理ゆえに吾信ず』
第3章 虚体論とその射程―初期の『死霊』から
第4章 「存在論」の隘路
第5章 死者の贖いの問題―“夢魔の世界”の意味するもの
第6章 遺された『死霊』の可能性