家木成夫/著 -- 都市文化社 -- 199912 -- 3617

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 361.7/イエキ/一般H 113971041 一般 利用可

資料詳細

タイトル 規制緩和と地域破壊
書名ヨミ キセイ カンワ ト チイキ ハカイ
副書名 地域コミュニティと公共性の確立をめざして
シリーズ名 Toshibunkasha selection
著者名 家木成夫 /著  
著者ヨミ イエキ,ナルオ  
出版者 都市文化社  
出版年 199912
ページ数等 210p
大きさ 19cm
内容細目 文献あり 索引あり
一般件名 地域社会  
ISBN 4-88714-206-4
問合わせ番号(書誌番号) 1100570955
NDC8版 3617
内容紹介 規制緩和・規制撤廃が叫ばれ、市場競争理論の異常とも思われる強要的風潮のもとで多くの事物が破壊されている。それを受け、公共性の領域の重要性が見直されはじめている。公共性とは本来、市民・住民が自ら積極的に主張すべきものであり、その地域社会を構成する住民によって構築されたものでなければならない。しかし、規制緩和によって、その「地域」自体が破壊されてしまっている。規制緩和は、わが国の現況においては、多くの社会的存在の存立基盤を揺がし、社会の損失をもたらすだけの役割ではないだろうか。私たちが、この社会においておこなうべき活動や行動は、市場の競争理論による優勝劣敗や弱肉強食といった非人間的な性格のものではなく、人間を含めた生態系・自然環境に重大な配慮をおこない、人間が人間らしく生き、生物全体を視野に入れた環境を形成することである。それこそが、公共性の最終的な真髄である地球的、人類的、生物的公共性であろう。そして、これを具体化する地域コミュニティの確立によって、市場の競争理論などという怪しい幻想に惑わされることなく、人間的な発想にたてば、今日欠如している倫理、道徳、公共心なども回復されるのではないだろうか。