近藤典彦/著 -- 吉川弘文館 -- 199406 -- 910268

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 910.2/コント/一般H 112363969 一般 利用可

資料詳細

タイトル 石川啄木と明治の日本
書名ヨミ イシカワ タクボク ト メイジ ノ ニホン
著者名 近藤典彦 /著  
著者ヨミ コンドウ,ノリヒコ  
出版者 吉川弘文館  
出版年 199406
ページ数等 280,6p
大きさ 22㎝
個人件名 石川啄木  
ISBN 4-642-03655-5
問合わせ番号(書誌番号) 1100198434
NDC8版 910268
内容紹介 石川啄木の作品とその人生は、明治日本後半期という一つの時代を深く鮮やかに刻んでいる。本書は、彼の業績や人物像を歴史学の手法をとり入れつつ読み解こうとする。ローマ字詩や卓越した予見能力に関する新研究、長詩「はてしなき議論の後」「呼子と口笛」口絵の衝撃的な読みの呈示、“借金魔”啄木なる俗説への根底的批判等を集成した画期的な啄木論。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
フェニックスのような
序章 啄木研究史のアポリアを解く
第1章 明治の時空を超えた詩人―その予見性・先駆性(ローマ字詩「新しき都の基礎」の研究―東京大空襲の予見と重ねつつ;啄木の予見に関する考察―大気汚染・大正デモクラシー運動・生物圏破壊;明治教育体制批判の急先鋒―先駆する教育思想・教育実践)
第2章 幸徳秋水らへのレクイエム・「呼子と口笛」の研究(長詩「はてしなき議論の後」に潜むモチーフ;「墓碑銘」創作素材の多様性)
第3章 啄木とリヒャルト・ワーグナー(啄木十七歳のワーグナー研究と英書;「ワグネルの思想」をめぐる考察;石川啄木の借金の論理)
終章 不滅の天才詩人(啄木受容史序説―没後の三十年間;啄木研究史概説)