ロバート・B.パーカー/著 -- 早川書房 -- 199403 -- 93028

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 930.2/ハカ/一般H 112316370 一般 利用可

資料詳細

タイトル ハメットとチャンドラーの私立探偵
書名ヨミ ハメツト ト チヤンドラ- ノ シリツ タンテイ
著者名 ロバート・B.パーカー /著, 朝倉隆男 /訳  
著者ヨミ パーカー,ロバート B. , アサクラ,タカオ  
出版者 早川書房  
出版年 199403
ページ数等 134p
大きさ 20㎝
内容細目 引用文献一覧:p123~127
原書名 The private eye in Hammett and Chandler.
個人件名 ダシール・ハメット , レイモンド・チャンドラー  
ISBN 4-15-207839-1
問合わせ番号(書誌番号) 1100166051
NDC8版 93028
内容紹介 ロバート・B・パーカーが、ハメットとチャンドラー等の私立探偵小説についてすぐれた研究を行い、その成果に基づいてスペンサー・シリーズを執筆し、大成功を収めたことはよく知られている。1971年にボストン大学大学院で博士号を取得するために提出した論文「暴力的なヒーロー、未開原野の伝統と都会の現実、ダシール・ハメット、レイモンド・チャンドラー、ロス・マクドナルドの小説における私立探偵の研究」がその研究である。本書はこの“伝説的”論文の中心部分を13年後に単行本として出版したものの翻訳。ハメット、チャンドラーの理解を深めるためだけでなく、スペンサー誕生の秘密を明らかにする貴重な評論である。全6章からなり、最初の3章でアメリカ文学の特質をフロンティア、プロテスタント倫理、自然、都市化といった概念から捉え、私立探偵小説をその視野の中に位置づける。そして第4章でハメットが創造した二人の探偵コンチネンタル・オプとサム・スペードを、第5章でチャンドラーが創造したフィリップ・マーロウを作品にそって論じる。とりわけ三人の探偵の倫理的基盤が、作品の中の具体的な行動と発言をとおして見事に抽出・分析され、この2章は質量的に本書の圧巻である。