東郷克美/著 -- 有精堂出版 -- 199402 -- 91026

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 910.2/トウコ/一般H 112310936 一般 利用可

資料詳細

タイトル 異界の方へ
書名ヨミ イカイ ノ ホウ エ / キヨウカ ノ スイミヤク
副書名 鏡花の水脈
著者名 東郷克美 /著  
著者ヨミ トウゴウ,カツミ  
出版者 有精堂出版  
出版年 199402
ページ数等 520p
大きさ 20㎝
一般件名 日本文学-歴史-近代  
ISBN 4-640-31047-1
問合わせ番号(書誌番号) 1100146721
NDC8版 91026
内容紹介 わが近代文学に伏流する異界への憧憬。天才鏡花を起点として、漱石・柳田・折口・芥川・谷崎・横光・川端・太宰ら、年来畏愛の「心優しき逃亡者たち」のテクストに表出された〈反近代〉としての異界志向を掬いあげ、近代文学における潺湲たるロマン主義の水脈を辿る、著者宿願の論集。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
泉鏡花・差別と禁忌の空間
民俗・芸能・一揆―「神に代りて来る」ものたち
鏡花の隠れ家
「高野聖」の水中夢
夢魔はいかにして顕現するか―「註文帳」の統辞法
木霊と風景―「三尺角」試論
「夜叉ケ池」―柳田国男の視座から
「眉かくしの霊」の顕現
「草枕」―水・眠り・死
「道草」―「書斎」から「往来」へ
「海南小記」―海上の道への始発
大正三年の折口信夫―「身毒丸」の成立を中心に
「死者の書」の両義性
「古代感愛集」―幻視する旅人:佇立する芥川龍之介
「玄鶴山房」の内と外―「山峡の村」の意味をめぐって
子ども・遊び・祭り―谷崎潤一郎の快楽
狐妻幻想―「吉野葛」という織物
「細雪」試論―妙子の物語あるいは病気の意味
「細雪」成立の周辺
「旅愁」―漂う心 漂うテクスト
魔界の彼方へ―「二人で一人、一人で二人」の幻
「津軽」論―周縁的世界への帰還
「お伽草紙」の桃源境
付 明治の浦島たち