山下悦子/著 -- 新曜社 -- 199110 -- 91026

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
鳥取県立 書庫 910.2/ヤマシ/一般H 111379859 一般 利用可

資料詳細

タイトル マザコン文学論
書名ヨミ マザコン ブンガクロン / ジユバク ト シテノ ハハ
副書名 呪縛としての〈母〉
シリーズ名 ノマド叢書
著者名 山下悦子 /著  
著者ヨミ ヤマシタ,エツコ  
出版者 新曜社  
出版年 199110
ページ数等 267p
大きさ 20㎝
内容細目 参考文献:p263~267
一般件名 日本文学-歴史-近代 母  
ISBN 4-7885-0398-0
問合わせ番号(書誌番号) 1100061731
NDC8版 91026
内容紹介 近代日本文学を女性とプラチックの視点から読み直し、妻の中にまで〈母〉を求める男と、それを望む母性の共犯関係―。日本人の抜きがたいマザコン性をさぐるフェミニズム批評。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
第1部 プレモダンと「母」―明治的なるもの(「母」への抵抗―徳富蘆花『不加帰』;「家」の崩壊―島崎藤村『家』;「家長」の苦悩―森鴎外『半日』)
第2部 近代的個人主義と「母」―大正的なるもの(エロティシズムと「母」―谷崎潤一郎『母を恋ふる記』;実存としての「母」―有島武郎『小さき者へ』;「母」からの離脱―宮本百合子『伸子』・野上弥生子「真知子」)
第3部 日本回帰と「母」の復活―戦時下の文学と「母」(コロンタイズムと転向作家たち―武田麟太郎『W街の貞操』・林房雄『新恋愛の道』;プロレタリア文学と「母」―小林多喜二『1928・3・15』、『党生活者』;転向文学と「母」―島木健作『第1義の道』;女性と転向文学―佐多稲子『くれない』、『歯車』、『灰色の午後』;ファシズムの美学と「母」―岡本かの子『母子叙情』)
第4部 「母」の怨念とその終焉―戦後的なるもの(太宰治的男女同権論―「母」への怨念―太宰治『男女同権』;「家霊」の怨念―円地文子『女坂』)